ガソリン代の勘定科目(仕訳)と経費計上の際の注意点とは?

 

車やバイクを使って仕事をしている個人事業主は、ガソリン代を経費にすることができます。

 

ただし、どの勘定科目を使って会計処理したらいいのか判断に迷うかも知れません。

 

今回の記事では、ガソリン代の勘定科目や経費計上の際の注意点について取り上げます。

 

※2017年12月21日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2019年1月13日に再度公開しました。

 

ガソリン代の勘定科目は?

 

結論から言いますと、ガソリン代の勘定科目は「これ」という決まりはありません。

 

例えば、下記のような勘定科目を使用できます。

 

車両費

 

車両費とは、車に関わる費用を計上するのに用いる勘定科目です。

 

旅費交通費

 

旅費交通費とは、事業を行う上で必要となる交通費や宿泊費などを処理する勘定科目です。

 

消耗品費

 

消耗品費とは、10万円未満のものや1年以内に使用するものなどを処理する勘定科目です。

 

それそれの勘定科目の内容をご覧いただくと、基本的にガソリン代はどの勘定科目にも当てはまることがわかります。

 

それぞれの勘定科目の意味について理解したうえで、ご自身の事業内容やガソリンの使用頻度などを考慮して決めることができます。

 

一般的には、車両費や旅費交通費の勘定科目で処理するケースが多いです。

 

しかし、例えば車両費の勘定科目を使う場合、ガソリン代以外にも、「車検代」「タイヤ&オイル交換代」「車の修理代」なども車両費で処理することになりますから、ガソリン代にいくらかかっているのかが分かりにくくなります。

 

ですから、このような場合は車両費の補助科目としてガソリン代を設定するなどすれば、ガソリン代に幾らかかったのかが分かりやすくなるのでお勧めです。

 

どの勘定科目を使うにしても、ガソリン代を容易に把握できるようにしておくことでコスト意識を高めるのに役立つと思います。

 

仕訳例

 

ガソリン代5000円を現金で支払った。

 

日付借方金額貸方金額
購入日車両費5,000現金5,000

 

ガソリン代5000円をクレジットカードで支払った。

 

日付借方金額貸方金額
購入日車両費5,000未払金5,000
引き落とし日未払金5,000普通預金5,000

 

注意点について

 

案分計算する

 

個人事業主で、車を仕事とプライベートの両方で使用している場合は、ガソリン代を案分計算する必要があります。

 

案分とは、基準となる数量に比例して分けることです。

 

車の走行距離や使用日数に基づいて仕事とプライベートの比率を計算して、事業に関係するガソリン代だけを経費として計上することになります。

 

例えば、仕事とプライベートの比率が7:3の割合として、5000円のガゾリン代を現金で支払った場合の仕訳は下記の通りです。

 

日付借方金額貸方金額
購入日車両費3,500現金5,000
事業主貸1,500

 

継続して使用する

 

一度決定した勘定科目は、基本的に変更することはできません。これは継続性の原則という企業会計原則に基づくものです。

 

もし、むやみに勘定科目を変更してしまうと、過去の決算書やコスト削減を比較検討するのが難しくなりますし、場合によっては利益操作の疑いをもたれてしまう可能性さえありますのでご注意下さい。

 

 

 

まとめ

 

●ガソリン代に決められた勘定科目はありません。一般的には、車両費や旅費交通費の勘定科目を使用します。

●車をプライベートでも使用していれば、案分計算をして事業分を経費計上しましょう。

●一度決めた勘定科目は安易に変更しないようにしましょう。

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

個人事業主のアラフォー男(ささぶね)です。 これまで、借金生活で苦労したりお金の知識がなかったばかりに余分な税金を払い続けてきた経験から、お金の知識の大切さを痛感。 その後、お金に関する勉強を始め日商簿記2級やFP2級・AFPを取得。 個人事業主のお金管理に役立つ内容を中心に情報発信しています。