【簿記】立替金の勘定科目や仕訳について

この記事では、立替金の勘定科目についてご説明しています。

立替金の仕訳例や、他の勘定科目との違いを確認できます。

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立替金とは

立替金とは、取引先や従業員などが本来支払うべき費用を、一時的に立て替えて支払う際に使用する勘定科目です。

後から支払いを受ける権利を意味するので、資産の勘定科目です。

貸借対照表の流動資産に表示されます。

消費税区分

立替金は、消費税の対象外です。

立替金の仕訳例

●社会保険料8万円を現金で支払った。尚、従業員が負担すべき4万円は立て替え払いした。

●翌月、従業員の給与30万円を、立替金4万円を差し引いて振り込んだ。

●取引先が支払うべき交通費15000円を、現金で立て替え払いした。

●後日、立て替えていた交通費15000円を取引先の買掛金と相殺した。

立替金の注意点

通常、立替金には利息が発生しません。

基本的には、早期返済を前提としているからです。

仮に、立替金の返済が長期に及ぶ場合は、短期貸付金に振り替えて利息を徴収する必要があります。

立替金と預り金の違い

預り金は、従業員や取引先などから、一時的にお金を預かる際に使用する勘定科目です。

立替金は、従業員や取引先などが支払うべきお金を、一時的に建て替える際の勘定科目です。

預り金は、後からお金を支払う必要が生じるので、負債の勘定科目となります。

立替金と未払金の違い

未払金は、本業以外の取引でまだ支払いをしていないものを処理する勘定科目です。

これから支払いをする必要があるので、負債の勘定科目になります。

後から、支払いを行うことで未払金は相殺され、負債が無くなることになります。

記事の最初にご説明している通り、立替金は先に支払っており後から代金を受ける権利を意味しますので、資産の勘定科目になります。