この記事では、車両費の勘定科目についてご説明しています。
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車両費とは
車両費とは、事業用の車を使ったり、維持管理をする費用を処理する勘定科目です。
車両関係費などの勘定科目を使用することもできます。
例えば、下記のような費用を処理するのに使います。
- ガソリン代
- オイル代
- 車検代
- タイヤ代
- パンク修理代
- ETC
車両費は費用の勘定科目で、損益計算書の販売費及び一般管理費に表示されます。
車両費の仕訳
●ガソリン代5000円を、クレジットカードで支払った。
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
---|---|---|---|
車両費 | 5,000 | 未払金 | 5,000 |
クレジットカードでの支払いは、未払金で処理します。
クレジットカードの仕訳については、下記の記事で詳しくご説明しています。
関連記事:クレジットカードを使用した時の勘定科目や仕訳について
●オイル交換代3000円を、デビットカードで支払った。
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
---|---|---|---|
車両費 | 3,000 | 普通預金 | 3,000 |
デビットカードで支払った場合は、貸方は普通預金で処理します。
デビットカードの仕訳については、下記の記事で詳しくご説明しています。
関連記事:デビットカードを使用した時の勘定科目や仕訳について
●車検の費用10万円を現金で支払った。尚、内訳は下記の通りだった。
- 車検の基本料金・・7万円
- 自動車重量税および印紙税・・8000円
- 自賠責保険・・2万2000円
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
---|---|---|---|
車両費 | 70,000 | 現金 | 100,000 |
租税公課 | 8,000 | ||
損害保険料 | 22,000 |
車検の時の仕訳は、項目ごとに勘定科目が異なります。
車検の仕訳については、下記の記事で詳しくご説明しています。
関連記事:個人事業主が車検代を払った時の勘定科目と仕訳について
車両費の按分
車を事業とプライベートの両方で使用している場合、その割合に応じて按分する必要があります。
プライベート分は経費にすることが出来ませんので、合理的に計算した上で個人で使用した分は差し引きます。
仕訳の際は、プライベート分を事業主貸で処理します。
合理的な計算方法については、下記の記事が参考になると思います。
関連記事:家事関連費として按分できる必要経費と計算方法について
車両費と車両運搬具の違い
車両運搬具は、事業で使用するために所有している車両や運搬具のことです。
資産の勘定科目で、減価償却によって費用計上します。
一方、車両費は車両や運搬具を使ったり、維持管理するために必要な費用を処理するときに使います。
車両費の注意点
事業で車を頻繁に使用するような場合は、車両費で処理する金額が大きくなって、経費の詳細が分かりづらくなる可能性があります。
ですから、補助科目などを作って車両費の内訳が分かるようにしておくことが出来ます。
また、使用する勘定科目は一度設定したら、基本的には継続して使用します。
理由は、事業の経営状態が把握しにくくなるためです。
例えば、ガソリン代は車両費以外でも、旅費交通費や消耗品費として処理することが出来ます。
だからといって、前期は車両費で処理して当期は旅費交通費、翌期は消耗品費で処理すれば、その間の経営状態を把握するのが難しくなります。
ですから、一度決めた勘定科目は継続して使用するようお勧めします。