【経費】メルカリで商品を購入(仕入)した場合の仕訳や勘定科目

 

メルカリで商品を購入(仕入)した場合の、仕訳や勘定科目についてご説明しています。

 

【PR】おすすめの会計ソフト 詳細
やよいの白色申告オンライン 個人事業主向けクラウド白色申告ソフト。インボイス制度や電子帳簿保存法にも対応。全ての機能がずっと無料で使えます。
やよいの青色申告オンライン 個人事業主向けクラウド青色申告ソフト。インボイス制度や電子帳簿保存法にも対応。全ての機能が1年間無料で使えます。
弥生会計オンライン 法人向けクラウド会計ソフト。インボイス制度や電子帳簿保存法にも対応。全ての機能が1年間無料で使えます。
タックスナップ 記帳作業がスワイプで簡単、確定申告もスマホで完結、アプリストア4.6高評価の会計アプリ。2025年3月17日まで、「安心プラン」が1万円割引キャンペーン中です。2週間無料お試しができます。

 

メルカリで購入した場合の勘定科目

 

商品を購入する理由は、販売目的であったり事業で使用するためなどが考えられますが、それに応じて使用する勘定科目も変わります。

 

また、決済方法によっても会計処理が異なります。

 

この記事で取り上げる勘定科目は、あくまで一例です。

 

勘定科目は、これを使用しなければいけないという決まりはなく、自分で設定することも可能です。

 

仕訳例で取り上げている取引の場合は、使用している勘定科目を用いることが一般的だと思われますので、参考にしていただければと思います。

 

一度設定した勘定科目は、基本的に継続して使用する必要があります。

 

メルカリで購入した場合の仕訳例

 

仕訳例では、販売目的で仕入れた商品と、事業を行うために必要な消耗品を購入した場合の2つの例を取り上げています。

 

尚、仕訳例は事業用の口座やクレジットカードを使用する前提となっています。

 

最大65万円の青色申告特別控除を受けたい個人事業主は、複式簿記による記帳が必要で仕訳例も複式簿記に基づいています。

 

商品(1,500円)を仕入れた場合

 

仕入計上する際は、次の3つの計上基準があります。

 

  1. 発送基準・・仕入先が商品を発送した時点で仕入計上する
  2. 入荷基準・・商品が入荷した時点で仕入計上する
  3. 検収基準・・検収が終わった時点で仕入計上する

 

どの基準を選択するにしても、原則は継続して同じ基準による処理を行う必要があります。

 

クレジットカード払い

 

クレジットカード払いについては、商品を仕入れたときと口座から引き落とされた時の2回仕訳を切ります。

 

日時借方金額貸方金額
仕入日仕入1,500買掛金1,500
引き落とし日買掛金1,500普通預金1,500

 

電話料金合算払い(携帯払い)

 

電話料金合算払い(携帯払い)については、商品を仕入れたときと口座から引き落とされた時の2回仕訳を切ります。

 

クレジットカード払いとの違いは、1回の決済ごとに決済手数料100円がかかります。

 

日時借方金額貸方金額
仕入日仕入1,600買掛金1,600
引き落とし日買掛金1,600普通預金6,600
通信費5,000

 

仕入の際にかかる手数料は、仕入に含めて処理をしますので1,500+100=1,600円です。

 

また、電話料金合算払い(携帯払い)は電話料金(5,000円だった場合)と合算されて6,600円で引き落とされますので、内訳を確認して仕訳を切ります。

 

メルペイスマート払い

 

メルペイスマート払いは、電話料金合算払い(携帯払い)と違って何回利用しても、決済の際に手数料はかかりません。

 

ただし、コンビニなどで利用料金の精算をする際は、300円の手数料が発生します。

 

例えば、メルペイスマート払いを利用して、翌月コンビニで現金払いした場合、一連の仕訳は下記の通りです。

 

日時借方金額貸方金額
仕入日仕入1,500買掛金1,500
支払日買掛金1,500現金1,800
支払手数料 300

 

チャージ払い

 

チャージ払いは、現金をチャージした時と商品を仕入れた時の2回仕訳を切ります。

 

口座からメルペイ残高にチャージして、メルペイ残高から支払いをした場合は下記のように処理をします。

 

日時借方金額貸方金額
チャージ(入金)日預り金1,500普通預金1,500
仕入日仕入1,500預り金1,500

 

消耗品(1,500円)を購入した場合

 

商品(1,500円)を仕入れた場合との違いは、仕入の勘定科目が消耗品費となり、買掛金の勘定科目が未払金に変わります。

 

他の勘定科目や仕訳については、商品を仕入れた場合と基本的には同じです。

 

クレジットカード払い

 

日時借方金額貸方金額
購入日消耗品費1,500未払金1,500
引き落とし日未払金1,500普通預金1,500

 

電話料金合算払い(携帯払い)

 

日時借方金額貸方金額
購入日消耗品費1,600未払金1,600
引き落とし日未払金1,600普通預金6,600
通信費5,000

 

メルペイスマート払い

 

日時借方金額貸方金額
購入日消耗品1,500未払金1,500
支払日未払金1,500現金1,800
支払手数料 300

 

チャージ払い

 

日時借方金額貸方金額
チャージ(入金)日預り金1,500普通預金1,500
購入日消耗品費1,500預り金1,500

 

その他の注意点

 

ポイントを利用した場合

 

商品を購入する際に、一部ポイントを利用して決済するケースがあります。

 

一部ポイントを利用した場合は、その分は値引きと考えることができます。

 

例えば、5,000円の消耗品を購入する際に、300ポイントを使ったとすれば、仕訳の際には消耗品費4,700円として計上します。

 

参考記事:クレジットカードのポイントを利用したときの勘定科目や仕訳例

 

メルペイ定額払い(リボ払い)を利用した場合

 

メルカリは、2020年7月からメルペイ定額払いによる決済も可能となっています。

 

メルペイ定額払いを利用すれば、月の支払いを抑えることができますが、手数料が発生しますので、仕訳の際には元本部分と手数料部分を分けて仕訳を切る必要があります。

 

例えば3万円の消耗品を購入する際に定額払いを利用して、1回目の引き落とし3,000円(内訳:元金2,631円、利息369円)だったとすると、仕訳は次のようになります。

 

日時借方金額貸方金額
購入日消耗品費30,000未払金30,000
引き落とし日未払金2,631普通預金3,000
支払手数料(支払利息)369

 

私物を購入した場合

 

メルカリで購入した商品が事業に関係するものではなく、プライベートで購入した場合は個人で使用するものであることが分かるように仕訳を切る必要があります。

 

例えば、事業用のクレジットカードで1,500円の消耗品と、1,000円の私物を購入した場合は下記のように仕訳します。

 

日時借方金額貸方金額
購入日消耗品費1,500未払金2,500
事業主貸1,000
引き落とし日未払金2,500普通預金2,500

 

まとめ

 

個人事業主がメルカリを利用して、商品の仕入や事業で使うものを購入する際の仕訳例についてご紹介しました。

 

メルカリで利用できる支払い方法や手数料は変更されることがありますので、最新の情報に合わせて会計処理を行って下さい。

>個人事業主のお金に関する情報メディア「個人事業主プラス」

個人事業主のお金に関する情報メディア「個人事業主プラス」


主に個人事業主のお金に関する情報発信を通じて、ご覧頂く方のお役に立つメディアを目指しています。