個人事業主がパートやアルバイト収入を得た場合の仕訳と確定申告

 

個人事業主の方が、事業以外でパートやアルバイトなどの収入を得た場合に使用する勘定科目や仕訳、確定申告書の書き方についてご説明しています。

 

仕訳について

 

事業以外のパートやアルバイト収入が口座に振り込まれる場合、事業用口座か個人用口座かによって状況が変わります。

 

事業用口座に振り込まれた場合

 

事業とは関係のない、パートやアルバイトの給与が事業用口座に振り込まれた場合は、通常とは異なる処理になります。

 

事業で得た収入については売上の勘定科目で処理をしますが、パートやアルバイトによる給与については事業主借の勘定科目を使用します。

 

パートの給与8万円(9月分)が10月25日に事業用口座に振り込まれた。

 

日付借方金額貸方金額
10月25日普通預金80,000事業主借80,000

 

個人用口座に振り込まれた場合

 

パートの給与8万円(9月分)が10月25日に個人用口座に振り込まれた。

 

仕訳なし

 

個人用口座に振り込まれたパートやアルバイトの給与については仕訳の必要はありません。

 

事業用口座に振り込まれた際に仕訳が必要なのは、帳簿上の貸借金額を合わせる必要があるからです。

 

ですから、このケースでは仕訳不要となります。

 

確定申告について

 

確定申告の際、事業の収入は事業所得として申告しますが、パートやアルバイトの給与は給与所得となります。

 

個人用口座に振り込まれた給与についても、働いている会社から源泉徴収票を受け取ることになりますので必ず申告する必要があります。

 

確定申告書B第一表

 

 

 

まず、確定申告書B第一表の収入金額等の赤枠に事業で得た収入と給与の収入を記入します。

次の所得金額の欄には、事業収入から必要経費や青色申告特別控除などを引いた金額を①の事業の営業等の欄に記入し、給与収入については、給与所得控除後の金額を赤枠の⑥に記入します。

尚、給与の欄にある区分は、「給与所得者の特定支出控除」の適用を受ける際に記入します。

最後に、事業所得と給与所得の合計金額を⑨に記入します。

 

確定申告書B第二表

 

 

確定申告書B第二表の所得の内訳に、事業所得と給与所得の必要事項を記入します。

源泉徴収されている場合は一番右の欄に記入して、右下に合計金額も忘れずに記入して下さい。

以上が、個人事業主がパートやアルバイト収入を得た場合の仕訳と確定申告書の書き方です。

 

まとめ

 

個人事業主がパートやアルバイトで給与所得を得た場合の仕訳。

 

  • 事業用口座に入金された場合は、「事業主借」で処理します。
  • 個人用口座の場合は仕訳の必要はありません。

 

個人事業主がパートやアルバイトで給与所得を得た場合の確定申告。

 

  • 確定申告書B第一表の「収入金額等」と「所得金額」に事業と給与の収入と所得をそれぞれ記入します。
  • 確定申告書B第二表の所得の内訳に必要事項を記入します。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

個人事業主のアラフォー男(ささぶね)です。 これまで、お金に関する無知が原因で経済的に苦労した経験から、お金の知識の大切さを痛感。 その後、お金に関する勉強を始め日商簿記2級やFP2級・AFPを取得。 個人事業主のお金管理に役立つ内容を中心に情報発信しています。