【経費】ガソリン代の勘定科目と仕訳例

  • 2017年12月21日
  • 2025年1月19日
  • 経費

 

車やバイクを使って仕事をしている個人事業主は、ガソリン代を経費にすることができます。

 

ただし、どの勘定科目を使って会計処理したらいいのか判断に迷うかも知れません。

 

今回の記事では、ガソリン代の勘定科目や仕訳例について取り上げています。

 

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ガソリン代の勘定科目は?

 

ガソリン代を処理する際に使用する勘定科目としては、次のようなものがあります。

 

車両費

 

車両費とは、車に関わる費用を計上するのに用いる勘定科目です。

 

旅費交通費

 

旅費交通費とは、事業を行う上で必要となる交通費や宿泊費などを処理する勘定科目です。

 

消耗品費

 

消耗品費とは、10万円未満のものや1年以内に使用するものなどを処理する勘定科目です。

 

それそれの勘定科目の内容をご覧いただくと、基本的にガソリン代はどの勘定科目にも当てはまることがわかります。

 

それぞれの勘定科目の意味について理解したうえで、ご自身の事業内容やガソリンの使用頻度などを考慮して決めることができます。

 

一般的には、車両費や旅費交通費の勘定科目で処理するケースが多いです。

 

しかし、例えば車両費の勘定科目を使う場合、ガソリン代だけでなく「車検代」「タイヤ&オイル交換代」「車の修理代」なども車両費で処理すると、ガソリン代にいくらかかっているのかが分かりにくくなります。

 

特に車を使って仕事をしている事業主の場合、ガソリン代を含め車関連の費用が大きくなる可能性があります。

 

このような場合は、車両費の補助科目としてガソリン代の科目を設定することで、車関連の費用の内訳を把握しやすくなります。

 

このように、ガソリン代を処理する勘定科目は複数ありますし、自分で補助科目を設定することも可能です。

 

ガソリン代の仕訳例

 

ガソリン代を、複式簿記で仕訳した一例をご紹介したいと思います。

 

ガソリン代5000円を現金で支払った。

 

日付借方金額貸方金額
購入日車両費5,000現金5,000

 

ガソリン代5000円をクレジットカードで支払った。

 

日付借方金額貸方金額
購入日車両費5,000未払金5,000
引き落とし日未払金5,000普通預金5,000

 

現金払いと違ってクレジットカードで決済した場合、購入日と引き落とし日の2回に分けて仕訳を切る必要があります。

 

按分する場合の勘定科目と仕訳

 

個人事業主の場合、車を事業とプライベートの両方で使用することも考えられます。

 

このようなケースでは、車の使用割合に応じて、ガソリン代についても事業分のみを経費計上する必要があります。

 

例えば、車の走行距離や使用日数に基づいて、仕事とプライベートの比率を合理的に計算し、事業に関係するガソリン代だけを経費として計上することになります。

 

例えば、仕事とプライベートの比率が7:3の割合として、5000円のガゾリン代を現金で支払った場合の仕訳は下記の通りです。

 

日付借方金額貸方金額
購入日車両費3,500現金5,000
事業主貸1,500

 

この仕訳例のように、プライベートで使用したガソリン代については、事業主貸の勘定科目を使って処理をすることで経費と区別します。

 

まとめ

 

●ガソリン代の勘定科目は、一般的に車両費や旅費交通費の勘定科目を使用します。

 

●車をプライベートでも使用していれば、案分計算をして事業分のみを経費計上しましょう。

 

●一度決めた勘定科目は安易に変更しないようご注意下さい。

 

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