福利厚生費の勘定科目と仕訳例

この記事では、福利厚生費の勘定科目についてご説明しています。

 

具体的な仕訳例などもご紹介しているので、ぜひ参考にして下さい。

 

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福利厚生費とは

 

福利厚生費とは、従業員が安心して働けるような環境作りにかける費用です。

 

こうした費用が従業員同士の意思疎通を図る機会となったり、勤労意欲の向上につながれば事業主にとってもメリットが大きいと言えるでしょう。
 
福利厚生費に含まれるものは多岐にわたりますが、一例としては次のような費用が関係します。

 

  • 社内でのお茶やコーヒー
  • 残業食事代
  • 健康診断や予防接種
  • 忘年会や新年会
  • 社員旅行やサークル活動
  • 社宅
  • 結婚や出産祝い金

 

消費税区分

 

課税取引です。

 

ただし、結婚や出産祝い金、香典や見舞金など一部不課税取引となるものがありますのでご注意下さい。

 

福利厚生費の仕訳例

 

●従業員の家族に対して香典3万円を現金で支給した。

借方金額貸方金額
福利厚生費 30,000現金30,000

●従業員が全員参加する2泊3日の慰安旅行代30万円を事業用の口座から支払った。

借方金額貸方金額
福利厚生費 300,000普通預金300,000

●従業員が全員参加の新年会を行って、代金25万円を事業用のクレジットカードで支払った。

日時借方金額貸方金額
決済日福利厚生費 250,000未払金250,000
引き落とし日未払金250,000普通預金250,000
 

 

クレジットカードで支払う場合は、決済日と引き落とし日の2回仕訳をします。

 

クレジットカードの会計処理については、次の記事で詳しくご説明していますのでご確認下さい。

 

福利厚生費の注意点

 

接待交際費との違い

 
福利厚生費に含めることができる費用の中に、旅行代とか忘年会や新年会などの親睦活動などの費用も含まれています。
 
ですから中には、接待交際費と混同してしまう場合があるかもしれません。
 
福利厚生費か接待交際費かの違いは、誰に対する支払いかに注意を払うことで解決します。
 
福利厚生費従業員に対して支払われるものです。
 
一方、接待交際費は基本的には取引先との良好な関係を保つための費用です。

 

旅行代とか忘年会や新年会だけだと、どちらに含めていいのか迷うことがあるかも知れませんが、誰に対する支払いかに注目すれば正しい勘定科目を選ぶことができます。

 

一人で事業を行っている場合

 

福利厚生費は、従業員に対する費用を処理する勘定科目です。

 

一人で事業を行っている場合は、基本的に福利厚生費を使用することはありませんのでご注意下さい。
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