マスクや消毒液の勘定科目と仕訳例

  • 2020年6月3日
  • 2025年1月19日
  • 経費

 

新型コロナウイルスの影響で、マスクや消毒液を購入する事業主の方も多いと思います。

 

この記事では、個人事業主などの自営業者が購入する、マスクや消毒液の勘定科目や仕訳についてご説明しています。

 

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マスクや消毒液の勘定科目

 

マスクや消毒液の会計処理は、購入目的によって使用する勘定科目が異なります。

 

例えば、マスクや消毒液を購入する目的は、事業主が仕事の際に使用するためかも知れませんし、従業員に配布するためかも知れません。

 

良い関係を維持するために、取引先に贈呈する目的で購入するケースも考えられます。

 

このように、マスクや消毒液を購入する目的には違いがあります。

 

例えば、今取り上げたようなケースでは、下記の勘定科目を使用します。

 

  1. 仕事の際に自分で使うために購入した場合・・消耗品費
  2. 従業員に配布するために購入した場合・・福利厚生費
  3. 取引先に贈呈するために購入した場合・・接待交際費

 

このように、マスクや消毒液を購入する目的に応じて、勘定科目を使用する必要があります。

 

勘定科目の詳細は、次に取り上げている複式簿記の仕訳例のリンクから確認できますので、参考にしていただければと思います。

 

マスクや消毒液の仕訳例

 

①事業主が仕事で使用するために、消毒液(3,000円)を現金で購入した。

 

借方金額貸方金額
消耗品費3,000現金3,000

 

②従業員に配布するために、マスク(15,000円)を事業用のクレジットカードで購入した。

 

日時借方金額貸方金額
購入日福利厚生費15,000未払金15,000
引き落とし日未払金15,000普通預金15,000

 

事業用のクレジットカードで決済した場合は、上記のように2回仕訳を切る必要があります。

 

因みに、個人用のクレジットカードで決済した場合は、購入時に1回だけ仕訳を切ることになりますが、使用する勘定科目は未払金ではなく事業主借です。

 

③取引先に贈呈するために、マスク(5,000円)と消毒液(3,000円)を電子マネーで支払った。

 

借方金額貸方金額摘要
接待交際費8,000預り金8,000〇〇取引先に贈呈(マスク、消毒液)

 

この例は、プリペイド(前払い)方式で決済した場合の仕訳です。

 

電子マネーの場合、プリペイド(前払い)方式だけでなく、ポストペイ(後払い)方式やデビットカードのiD決済などのケースも考えられます。

 

決済方式によって使用する勘定科目は異なりますので、それぞれの違いについて確認したい場合は下記の記事をご覧下さい。

 

参考:電子マネーの仕訳や勘定科目

 

まとめ

 

マスクや消毒液の勘定科目は購入目的に応じて、下記の勘定科目を使用します。

 

  • 消耗品費
  • 福利厚生費
  • 接待交際費

 

なお、経費にできるのは仕事に関係する場合で、個人で使うために購入する場合は経費に出来ませんのでご注意下さい。

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