この記事では、未収収益という勘定科目の意味や仕訳例、未収収益と間違えやすい勘定科目についてご説明しています。
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未収収益とは、一定の契約に基づいて継続的にサービスなどの役務の提供を行なっているもので、まだ支払いを受けていない取引を処理する際に使用する勘定科目(経過勘定)です。
発生主義の場合は、お金を受け取ってはいなくても、当期の収入として計算する必要があるので、未収分を収益処理するために未収収益(資産)の勘定科目を使って仕訳をします。
この処理のことを、収益の見越しといいます。
決算時には、該当する取引を未収収益として処理しますが、翌期首には逆仕訳を切って振り戻す必要があります。
未収収益の仕訳例
●決算の際に、当期対応分の貸付金利息18,000円を計上した。
| 日付 | 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|---|
| 12月31日 | 未収収益 | 18,000 | 受取利息 | 18,000 |
●翌期首に、未収収益として計上していた貸付金利息18,000円について再振替仕訳を切った。
| 日付 | 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|---|
| 1月1日 | 受取利息 | 18,000 | 未収収益 | 18,000 |
●1月末に、貸付金利息18,000円が口座に振り込まれた。
| 日付 | 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|---|
| 1月31日 | 普通預金 | 18,000 | 受取利息 | 18,000 |
未収収益と未収金の違い
未収収益との違いがわかりにくい勘定科目に「未収金」があります。
未収金の勘定科目は、商品販売やサービスの提供以外の取引を行って、後から代金を受け取る場合に使用します。
例えば土地や建物、車両運搬具や備品などを売却して、まだ入金されていないお金などが当てはまります。
上記のように会社の資産を売却して、後日得られるお金は本業による収入ではありません。
一方で、商品やサービスの提供によって、後日得られるお金(売上・役務収益)は本業による収入です。
こうした収入の違いによって、使用する勘定科目も異なりますのでご注意下さい。
また、未収収益の場合は代金回収日が来ていないのに対して、未収金の場合は代金回収日が到来しているのに、代金を受け取っていないという違いもあります。
未収収益と売掛金の違い
未収入金との違いがわかりにくいものとしては、売掛金も考えられます。
売掛金についても、後から代金を受け取る場合に使用するからです。
未収収益は、継続的にサービスなどの役務の提供を行なっていて、まだ支払いを受けていないものでした。
売掛金は、商品や製品を売り上げた際に後日支払いを受ける権利(資産)を意味する勘定科目です。
それぞれ、後日代金を受け取るという点では共通していますが、上記のような違いがあることを抑えておきましょう。
まとめ
●未収収益は、継続的に役務の提供(サービスの提供)を行なっていて、まだ支払いを受けていないもの
●未収金は、本業(商品やサービスの提供)以外の取引によって発生する収入で、まだ受け取っていないもの
●売掛金は、商品や製品を売り上げて、まだ支払いを受けていないもの