黒ナンバーの任意保険の相場はいくら?安くするコツや無料見積り比較サイトも紹介

  • 2018年8月6日
  • 2024年7月18日
  • 保険

 

これから、軽貨物トラックなどの事業用車両を使用して仕事を始める予定であれば、任意保険の金額が気になりますよね。

 

この記事では、黒ナンバーの任意保険の相場や、保険料を安くするコツについて取り上げています。

 

また、簡単に相見積りができるサイトや、インターネットで事業用の任意保険の手続きが完結する保険代理店のサイトなどもご紹介していますので参考にして下さい。

 

黒ナンバーの任意保険の相場はいくら?

 

 

黒ナンバー(軽貨物)の任意保険の相場は、月に約1万円~1万5千円程度と言われており、1年間で約12~18万円の費用が発生します。

 

ただし、上記の金額はあくまでも1つの目安としてお考え下さい。

 

なぜなら、契約する保険会社や契約内容、等級などの条件によって、任意保険の金額は大きく異なるからです。

 

中には上記の金額よりも安く契約できる場合もあれば、逆に上記より高額になることもありえます。

 

いずれにしても、毎日のように仕事で長距離を走るわけですから、週末に買い物やレジャーで使用するくらいの自家用車と比べると事故のリスクは上がります。

 

事業用車両の任意保険は、自家用車の任意保険と比べると保険料が高くなるのは仕方がないことでしょう。

 

ちなみに、自家用車にかけている任意保険の等級が高くても、自家用車にかけている任意保険の等級を引き継ぐことはできません。

 

新規で契約する必要があります。

 

黒ナンバーの任意保険:安くするコツや裏ワザとは?

 

 

任意保険の料金を、少しでも安く抑えたいと考えるのは当然だと思います。

 

そこで、保険料を少しでも安くするためにできる事について取り上げたいと思います。

 

年払いを選択する

 

保険料の支払い方法を年払いにすることで、全体の保険料を少しでも安くすることが可能です。

 

年払いは、月払いと比較して総額で見ると割安になる傾向にあります。

 

ただし、一括で大きな金額を支払う必要があるため、この方法を選択する際は、ある程度の貯蓄が必要になる点に注意が必要です。

 

等級を引き継ぐ

 

自家用車の任意保険に加入している場合、その等級を黒ナンバーの車両の保険に引き継ぐことができます。

 

等級が高いほど保険料は割引されるため、この方法は保険料を大幅に抑える効果が期待できます。

 

ただし、事業用保険を扱っている保険会社に乗り換える必要がある場合もあるため、事前の確認が重要です。

 

事故を避けて等級を維持・向上させる

 

保険料を安くする最も確実な方法は、安全運転を心掛け、事故を起こさないようにすることです。

 

事故を起こさなければ、保険の等級が年々上がり、結果として保険料が安くなります。

 

特に軽貨物ドライバーは長時間運転するため、安全運転の徹底が重要です。

 

フリート契約

 

フリート契約とは、契約する自動車の台数が10台以上であれば利用できる契約のことで、割引率が高いという特徴があります。

 

フリート契約では、全ての車両を一括で契約することになりますが、最大70~80%の割引率が適用されますので、条件を満たす場合はフリート契約を検討できます。

 

フリート契約については、無料の見積もりサイトで料金を調べることができます。

 

下記の記事で詳しくご説明していますので、参考にしていただければと思います。

 

個人事業主プラス

  この記事ではフリート契約の自動車保険の見積もりが、簡単にできるサイトについてご説明しています。   サービスの特徴や…

 

ミニフリート契約

 

ミニフリート契約とは、フリート契約よりも小規模な車両数で、2~9台に対して適用される契約のことです。

 

ちなみに、1台のみでの契約はノンフリート契約と言います。

 

ミニフリート契約は、フリート契約ほどではありませんが、車の台数に応じて一定の割引が適用されます。

 

  • 2台・・3%
  • 3~5台・・4%
  • 6~9台・・6%

 

保険会社によって割引率は異なりますが、1つの目安にすることができます。

 

このように、複数の車両で事業を行う場合は、ミニフリート契約かフリート契約を検討してみることをお勧めします。

 

1台のみでの契約の場合、上記のような割引は適用されませんが、事業で使用する自動車の任意保険(自動車保険料)は、全額経費にすることが可能です。

 

保険料自体を安くできるわけではありませんが、任意保険の料金を経費計上することで、その分税金を低く抑えることができます。

 

任意保険を検討することの必要性

 

 

任意保険は、その名の通り任意で加入する保険ですので、自賠責保険と違い義務ではありません。

 

しかし、任意保険に加入していなければ、そもそも仕事自体ができない可能性が高いです。

 

任意保険に加入していないと、元受運送業者と契約ができないことが大半だからです。

 

仮に、任意保険に加入せずに仕事ができるとしても、加入を検討することは大切だと言えます。

 

その理由は、任意保険の補償の大きさにあります。

 

仮に、業務中に重大な人身事故を起こしてしまった場合、どれほどの損害賠償金を支払う必要があると思いますか?

 

これは、相手の方の年齢や職業などの違いによって金額が変わりますから一概には言えませんが、例えば、将来のある若者を事故によって死亡させてしまったり、重度の障害が残る怪我を負わせてしまった場合には、億単位の高額な損害賠償金がかかることも珍しくありません。

 

下記は、事故による高額な損害賠償金のランキングです。

 

認定損害額性別・年齢職業損害
約5億2,800万円

男性41歳医師死亡
約3億9,700万円男性21歳大学生後遺障害
約3億8,200万円男性29歳会社員後遺障害
約3億7,800万円男性23歳会社員後遺障害
約3億6,700万円男性38歳医師死亡
約3億6,500万円男性14歳中学生後遺障害

 

加入が義務付けられている自賠責保険だけの場合、上記のような損害賠償金をカバーすることはできません。

 

自賠責保険だけですと、被害者1名につき保障の限度額は次の通りです。

 

保障内容被害者1名に対する限度額
傷害による損害120万円
後遺障害による損害3,000万円~4,000万円
死亡による損害3,000万円

 

もしも、任意保険に加入していなくて、自賠責保険だけでカバーできないような事故を起こしてしまうとすると、カバー出来ない分は自分自身で工面する必要があります。

 

相手の方が悪くても事故の過失割合によっては、賠償責任を問われる可能性があります。

 

仮に、重大な事故を起こしてしまったとすれば、高額な賠償金を工面するのは相当に大変なことです。

 

毎日、車を運転して仕事をする訳ですから、どうしても事故のリスクは高くなります。

 

ですから、事業用の車を使って仕事をする場合、必ず任意保険には加入しておくようお勧めします。

 

無料・一括見積りサイトで黒ナンバーの任意保険料金を比較

 

 

通常の自動車保険であれば、ネットで契約できて料金も割安な通販型(ダイレクト型)の保険会社を利用する人が増えています。

 

主に家庭用として車を運転する場合、通販型の保険会社は自宅で手続きができて料金も割安なので、私自身も通販型で任意保険に加入しています。

 

ですが、事業用の任意保険の場合、基本的には通販型で取り扱っていません。

 

一方で、代理店型であれば下記の保険会社が、事業用車両の任意保険に対応しています。

 

  • あいおいニッセイ同和損保
  • 損保ジャパン日本興亜
  • 三井住友海上
  • 楽天損保
  • AIG損保
  • 東京海上日動

 

しかし、代理店型の場合は、通常代理店に出向いて手続きをする必要がありますし、相見積もりをしたい場合、複数の代理店に連絡を取って料金を比較するのも面倒です。

 

ですが、「はたらくクルマの自動車保保険」であれば、インターネットで事業用車両の任意保険の手続きが完結します。

 

黒ナンバーの任意保険をネット申し込みができるのは、福岡県北九州市にある保険代理店の未来保険が提供しているサービスです。

 

平日の営業時間内の受付分であれば、最短即日で任意保険に加入することも可能なので、急ぎの方にもお勧めです。

 

対応も早くロードサービスも充実、黒ナンバーの任意保険については、損害保険ジャパン株式会社が引受保険会社となっていますので安心です。

 

自動車検査証記録事項が手元にあれば、無料見積りもネットで簡単にできるので、保険料を比較検討したい場合や、任意保険の手続きを自宅で完結させたい場合は利用を検討してみて下さい。

 

はたらくクルマの自動車保険は全国対応なので、お住いの地域に関係なく利用することができます。

 

公式サイト:はたらくクルマの自動車保険のサイトを見る

 

また、下記のようなインターネットの一括見積り比較サイトを利用すれば、簡単に複数の保険会社のプランを比較することが可能です。

 

法人向け比較サイト:【法人向け】自動車保険を比較する

個人向け比較サイト:【ズバット自動車保険比較】自動車保険の無料一括見積もり依頼サービス

 

こうしたインターネットを活用したサービスの利用も検討してみて下さい。

記事のまとめ

 

今回の記事では、黒ナンバーの任意保険の相場、保険料を安くするためのコツや無料見積りができるサイトについてご説明しました。

 

事業用車両の任意保険は、通常の自動車の任意保険と比べて高くなるケースが大半ですが、万が一のリスクに備えておくことは重要です。

 

保険料金を安くするために、ご説明してきた内容が少しでも参考になれば幸いです。

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