雑収入の勘定科目を使用する際の注意点と仕訳の例

 

この記事では、雑収入の勘定科目を使用する際のポイントや注意点、仕訳の例をご説明したいと思います。

 

雑収入とは

 

雑収入は本業以外の収入で、重要性の低い少額の収入を処理する勘定科目です。

雑収入として処理するものの一例は以下の通りです。

 

●地代収入や賃貸収入

●アフィリエイトやアドセンス

●補助金や助成金

●保険金の受取

●現金超過

●還付加算金

●作業くず

 

一例の通り、雑収入として処理するものは多岐にわたっていますが、上記の収入が必ず雑収入の勘定科目で処理するというわけではありません。

雑収入は、少額であり継続的な収入でないものを処理する勘定科目となります。

ですから、例えば地代収入や賃貸収入、アフィリエイトやアドセンスの収入なども少額ではなく継続的な収入となっていて、本業として行っているような場合は売上として計上することになります。

 

雑収入を使用する際の注意点

 

雑収入は、さまざま内容の収入を処理できる勘定科目ですが、極端に雑収入の金額が大きくなってしまうと、事業主がどのようにして収入を得ているかが解りにくくなってしまいます。

ですから、極端に金額が大きくなるようであれば、独立した勘定科目を複数設定しても良いかもしれません。

また、これは簿記の試験などにもよく出される内容なのですが、帳簿の数字と実際の現金残高との数字が合わない場合、現金過不足の勘定科目で処理をして決算までにその原因が分からなければ、雑損失か雑収入で処理することになります。

雑収入が上がっていても、その原因が会計処理の不手際であるならば、その収益は素直に喜べませんしその金額が大きくなると税務署から指摘をされる場合もあるので注意が必要です。

決算時期の収益については、特に注意が必要です。

例えば、当期に働いた分の収入が翌期に支払われるような場合、10万円の青色申告特別控除であれば現金主義で処理できますが、65万円の青色申告特別控除の特典を受けるためには発生主義で仕訳をしなければ行けません。

発生主義の場合は、まだ入金がなくても当期に働いた分は当期の売上として処理しなければいけません。

現金主義よりも発生主義での会計処理の方が面倒なので、その分控除額も大きくなっているはずですが、控除の特典がない白色申告はなぜか発生主義での処理が必要となっています。

なんでだろ~と思い調べてみると、白色申告は必ず発生主義での処理をしないといけないわけではなくて、簡易な方法による記帳が認められているそうです。

具体的な処理の仕方は、国税庁のホームページで説明されていました。

興味があれば、簡易な方法による記帳をご覧ください。

 

雑収入の仕訳の例

 

従業員が事故に会い保険金12万円が振り込まれた。

借方金額貸方金額摘要
普通預金120,000雑収入120,000損害保険金

 

ちなみに、従業員ではなく事業主が事故に会い保険金が支払われた場合は事業主借の勘定科目で処理します。

 

所得税の還付加算金7,000円が振り込まれた。

借方金額貸方金額摘要
普通預金7,000事業主借7,000還付加算金

 

雑収入で処理するのは法人の場合です。個人事業主は雑所得として課税されることになるので還付加算金を受けたときは事業主借で処理します。

 

まとめ

 

雑収入は、少額で不定期な収入を処理する勘定科目です。

発生主義の場合は、入金がなくても当期の売り上げとして処理する必要がありますのでご注意下さい。

その場合は、未収金などの勘定科目を使って仕訳を切ることができます。

 

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個人事業主のアラフォー男(ささぶね)です。 これまで、借金生活で苦労したりお金の知識がなかったばかりに余分な税金を払い続けてきた経験から、お金の知識の大切さを痛感。 その後、お金に関する勉強を始め日商簿記2級やFP2級・AFPを取得。 個人事業主のお金管理に役立つ内容を中心に情報発信しています。