水道光熱費の勘定科目と仕訳例

 

個人事業主が必要経費として計上できるものに水道光熱費があります。
 
水道光熱費の勘定科目と仕訳についてまとめています。

 

【PR】おすすめの会計ソフト 詳細
やよいの白色申告オンライン 個人事業主向けクラウド白色申告ソフト。インボイス制度や電子帳簿保存法にも対応。全ての機能がずっと無料で使えます。
やよいの青色申告オンライン 個人事業主向けクラウド青色申告ソフト。インボイス制度や電子帳簿保存法にも対応。全ての機能が1年間無料で使えます。
弥生会計オンライン 法人向けクラウド会計ソフト。インボイス制度や電子帳簿保存法にも対応。全ての機能が1年間無料で使えます。
タックスナップ 記帳作業がスワイプで簡単、確定申告もスマホで完結、アプリストア4.6高評価の会計アプリ。2025年3月17日まで、「安心プラン」が1万円割引キャンペーン中です。2週間無料お試しができます。

 

水道光熱費とは

 

水道光熱費には、水道代・ガス代・電気代などが含まれます。

 

事業で使用した分については、必要経費として計上することができるので、事務所や店舗などの光熱費は全額経費計上することができます。

 

個人事業主の方で注意が必要なのは、自宅の一部を仕事で使用している場合です。
 
このようなケースでは、自宅を仕事とプライベートの双方で利用していることになるので、水道光熱費の全額を経費にすることはできません。

 

按分して事業分のみを、水道光熱費として計上することになります。

 

水道代・電気代・ガス代をプライベートと事業用として厳密に計算することは難しいかもしれませんが、事業分を合理的に計算する必要があります
 
経費計上のタイミングは、本来であれば検針日に経費計上することになりますが、毎月継続して行うならば支払日や口座からの振替日に経費計上することも可能です。

 

水道光熱費の仕訳例

 

●自宅兼事務所として使用している水道光熱費の請求額が3万円で事業割合は40%です。その金額が事業用の口座から引き落とされていました。 

 
 
借方金額貸方金額
水道光熱費12,000普通預金30,000
事業主貸 18,000

 

このように水道光熱費に関しては按分計算を行い、事業に関係する分を水道光熱費として計上し、それ以外のプライベートでの使用に関しては事業主貸の勘定科目で処理します。
 

●自宅兼事務所の水道光熱費が2万円で事業割合は30%です。その金額が個人事業主の個人の口座から引き落とされていました。

 
 
借方金額貸方金額
水道光熱費6,000事業主借6,000

 

最初の例と異なり、今回は事業用の口座ではなく個人事業主の個人の口座から水道光熱費が引き落とされています。
 
この場合は水道光熱費として計上できる金額を借方に記入し貸方には事業主借という勘定科目を使って処理することになります。
 
尚、この場合は個人の口座からの引き落としですからプライベートで使用している1万4000円分は仕訳する必要はありません。
 
このように水道光熱費は按分計算して事業に関連した分だけを経費として計上します。
 
また水道光熱費に限ったことではありませんが、事業用の口座から引き落とされた場合と個人事業主の個人の口座から引き落とされた場合とでは仕訳の仕方が異なってきますのでご注意ください。

 

まとめ

 

電気代・ガス代・水道代などは、事業で使用した分だけを水道光熱費の勘定科目を使って経費計上します。
 
水道光熱費の中に、事業分だけでなくプライベート分も含まれているなら、合理的に按分計算をして事業分を経費計上します。

 

事業用口座から引き落とされるプライベート分は事業主貸の勘定科目を使い、個人用の口座から水道光熱費が引き落とされた場合は事業主借の勘定科目で仕訳をします。
 

なお合理的な按分計算の方法は、下記の記事で取り上げていますので参考にして下さい。

 

関連記事:家事按分とは?割合の計算方法や按分できる具体例

>個人事業主のお金に関する情報メディア「個人事業主プラス」

個人事業主のお金に関する情報メディア「個人事業主プラス」


主に個人事業主のお金に関する情報発信を通じて、ご覧頂く方のお役に立つメディアを目指しています。