Adobeを経費計上する時の勘定科目と仕訳例

  • 2023年5月2日
  • 2025年7月17日
  • 経費

 

この記事では、Adobe(アドビ)製品を購入した場合の勘定科目や仕訳の具体例を取り上げています。

 

個人事業主やフリーランスの方で、Adobeの料金を経費計上する際の参考になれば幸いです。

 

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仕事で使うAdobeの料金は経費にできます

 

 

個人事業主やフリーランスの方が仕事をする上で、Adobe製品を利用していれば必要経費として計上することができます。

 

これは、本業による事業所得はもちろんのこと、副業による雑所得を得るための支出であっても同様です。

 

Webデザイナー、イラストレーター、動画編集などの仕事を通じて収入を得ているフリーランスの方などは、PhotoshopやIllustrator、Premiere Proなどのサービスを利用している割合が高いでしょう。

 

20以上のAdobeのアプリが使える、Creative Cloudコンプリートプラン(adobe cc)を契約している方も多いと思います。

 

売上を上げるために必要な費用は、漏れなく経費計上して節税効果を高めましょう。

 

Adobeの勘定科目

 

Adobeの製品を購入した場合、基本的に次のような勘定科目を使用します。

 

  • 通信費
  • 支払手数料
  • 消耗品費

 

Adobeの製品は、サブスクリプション契約が大半です。

 

サブスクとも言われますが、月や年単位で料金を支払ってサービスを利用します。

 

サブスクリプション契約する場合は、通信費支払手数料の勘定科目を使って会計処理を行います。

 

ただし、Adobeの製品には、一部買い切り版の製品があります。

 

Adobeのサイトを見ると、「Premiere Elements 2023」や「Photoshop Elements 2023」の製品はサブスクリプション不要と表示されていますので、こうした商品を購入する場合は消耗品費の勘定科目などを使用します。

 

消耗品費は、10万円未満の経費を処理する際に使用する勘定科目です。

 

10万円未満であれば、パソコンで使用する製品だけでなく、パソコン自体も消耗品費として処理します。

 

パソコンの勘定科目や仕訳については、下記の記事で詳しく解説していますので参考にして下さい。

 

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Adobeの仕訳例

 

 

個人事業主やフリーランス向けに、Adobeの仕訳例についてご紹介します。

 

仕訳については、単式簿記複式簿記による2種類の方法があり、下記の状況に応じて必要な仕訳方法を確認して下さい。

 

  • 白色申告、青色申告(10万円控除)・・単式簿記でOK
  • 青色申告(最大65万円控除)・・複式簿記で記帳

 

また、消費税については税込処理で仕訳しています。

 

消費税については、税込処理と税抜処理がありますが、免税事業者の場合は税込処理で仕訳をします。

 

クレジットカード払いの仕訳例

 

AcrobatProを月々払い1,980円(税込)で購入した。

 

単式簿記

 

日付支出金額
5月2日通信費1,980

 

単式簿記では、購入日に上記のように記帳を行えばOKです。

 

翌月以降に発生するサブスク料金の日付については、クレジットカードの明細にあるご利用日などで確認できます。

 

複式簿記

 

日付借方金額貸方金額
5月2日通信費1,980未払金1,980
6月27日未払金1,980普通預金1,980

 

複式簿記では、クレジットカード払いの仕訳の際、費用の発生日と料金の引き落とし日の2回に分けて仕訳をします。

 

複式簿記の場合は、すべての取引を少なくとも2つの異なる勘定科目で記録する必要があります。

 

クレジットカード決済の場合は、費用の発生日と引き落とし日に未払金の勘定科目を使用します。

 

銀行振込の仕訳例

 

Creative Cloud 個人版の年間プラン料金72,336円(税込)を一括払いで振り込んだ。

 

単式簿記

 

※仕訳なし

 

振込日ではなく購入日に、次のような記帳を行うだけで問題ありません。

 

日付支出金額
5月8日支払手数料72,336

 

複式簿記

 

日付借方金額貸方金額
5月8日
支払手数料72,336未払金72,336
6月3日未払金72,336現金72,336

 

複式簿記の場合は、購入日と振込日の2回に分けて仕訳をします。

 

まとめ

 

今回は、Adobe(アドビ)製品を購入した場合の勘定科目や仕訳の具体例を取り上げました。

 

サブスク契約の場合は、通信費か支払手数料の勘定科目を使用しますが、どちらを使うにしても一度使用した勘定科目は、正当な理由がない限り継続して使用するようにして下さい。

 

例えば、1年目の支払いは通信費で仕訳したのであれば、2年目以降も同じ勘定科目を使用するのが基本ですので、異なる科目を使用しないように注意しましょう。

 

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