個人事業主やフリーランスとして働いていると、毎年の確定申告や日々の帳簿付けは避けて通れない大きな悩みです。
「スマホで簡単にできる」と話題のタックスナップ(Taxnap)ですが、導入を検討するにあたって、良い面ばかりでなく「本当に自分に合っているのか」「致命的な欠点はないのか」と、タックスナップのデメリットが気になっているのではないでしょうか。
大切なお金を管理するツールだからこそ、評判や料金体系、解約のしやすさなどを事前に把握し、納得した上で利用を始めたいものです。
タックスナップのデメリットや特徴について考え、利用を検討する際の判断材料となれば幸いです。
本記事のポイント
- タックスナップを利用する上で知っておくべきデメリットと注意点
- 他社の会計ソフトと比較した際のメリットや自分に適しているかの判断基準
- 料金プランの違いや解約方法、税務調査への備えに関する正確な情報
※本記事の情報は2025年12月時点のものです。最新の仕様や料金は公式サイトをご確認ください。
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タックスナップのデメリットと主な欠点とは?

タックスナップは「スマホひとつで確定申告まで完結する」というコンセプトで作られた非常に便利なアプリですが、そのシンプルさゆえに、従来の会計ソフトとは異なる特徴や制限も存在します。
ここでは、導入後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、事前に知っておくべき主なデメリットや注意点について詳しく解説します。
パソコン非対応と入力作業の手間
まず理解しておきたい最大の点は、タックスナップが徹底した「スマートフォンファースト」のアプリであり、パソコン(ブラウザ版)での帳簿入力には対応していないことです。
一般的なクラウド会計ソフト、例えばfreeeやマネーフォワード、弥生会計などは、パソコンで大量の取引データを一覧表示したり、キーボードを使って高速で数値を入力したりすることができます。
しかし、タックスナップはこれらパソコン作業を前提としていません。
「デスクに座って、パソコンの大きな画面でじっくり帳簿をつけたい」という方や、数千件を超える取引データを一覧で管理したい方にとっては、スマホの画面だけでの作業は一覧性が低く、使いにくいと感じる可能性があります。
また、現金の取り扱いが多い事業者にとっても注意が必要です。
銀行口座やクレジットカードとの自動連携機能は非常に強力ですが、現金で支払った経費については、レシートを撮影するか、手入力で一つひとつ登録する必要があります。
現金取引が毎日のように発生する業種、例えば飲食店や小売店などの場合、完全自動化の恩恵を受けにくく、手入力の手間がデメリットになり得ます。
領収書撮影や家事按分の注意点
タックスナップには、レシートや領収書をスマホのカメラで撮影し、日付や金額を自動で読み取るOCR機能が搭載されています。
これは非常に便利な機能ですが、読み取り精度は撮影環境やレシートの印字状態に左右されるため、100%完璧ではありません。
撮影後は、金額や日付が正しく入力されているかを人の目で確認する作業が必要になります。
また、自宅兼事務所で働いている方や、個人の携帯電話を仕事でも使っているフリーランスの方にとって重要な家事按分(かじあんぶん)についても注意が必要です。
家事按分とは、家賃や通信費などの支出のうち、事業に使った割合だけを経費にする処理のことです。
タックスナップでも家事按分の設定は可能ですが、自動仕訳を利用する場合、事前に設定したルール通りに正しく処理されているか、定期的にチェックすることが大切です。
意図しない割合で経費計上されてしまうと、税務調査のリスクにもつながりかねません。
国税庁も帳簿の保存や経費の計上について一定のルールを定めていますので、アプリ任せにしすぎず、最終的な確認は自分で行う意識を持つことが重要です。
複雑な申告や在庫管理には不向き
確定申告において、大きな節税効果がある住宅ローン控除の適用を受けたいと考えている方も多いでしょう。
タックスナップは頻繁にアップデートが行われており、機能は日々拡張されていますが、住宅ローン控除の申告、特に適用を受ける初年度の手続きに関しては注意が必要です。
初年度の住宅ローン控除は提出書類が多く、手続きが複雑になります。
アプリ内での対応状況については、公式サイトの最新情報を確認する必要がありますが、複雑な控除申告をスマホの小さな画面だけで完結させるのは、入力ミスのリスクや操作の難易度が高い場合があります。
場合によっては、タックスナップで決算書を作成し、そのデータを参照しながら国税庁の「確定申告書等作成コーナー(e-Tax)」を併用する方が確実なケースもあります。
また、物販ビジネスやせどりを行っている方にとっても、在庫管理機能に限界がある点はデメリットです。
タックスナップは、三分法(仕入・売上)での記帳を前提としたシンプルな設計になっており、商品という勘定科目を使って在庫をリアルタイムに管理する分記法などの高度な在庫管理には不向きです。
厳密な在庫管理機能を求める場合は、物販に特化したシステムや、より高機能なパソコン用会計ソフトの方が適しています。
個人事業主向けの会計ソフトを比較検討したい場合は、「個人事業主向けのおすすめ会計ソフト11選!料金やサービス内容を詳しく解説」の記事を参考にしてください。
問い合わせ方法と解約時の注意点
サポート体制や解約方法についても、事前に知っておくべき注意点があります。
利用中に不明点が出た場合、タックスナップでは電話によるサポート窓口を公開していません(2025年12月時点)。
問い合わせは、基本的にLINE公式アカウントやアプリ内のチャット機能を通じて行うことになります。
「電話ですぐに話を聞きたい」という方にとっては、この点がデメリットに感じられるかもしれません。
また、解約方法についても注意が必要です。
特にiPhone(App Store)やAndroid(Google Play)のアプリストア決済で契約している場合、「アプリを削除(アンインストール)しただけでは解約にならない」という落とし穴があります。
アプリを消してもサブスクリプション契約は継続してしまうため、必ずスマートフォンの設定画面からサブスクリプションのキャンセル手続きを行う必要があります。
デメリットだけではないタックスナップの特徴とメリット

出典:タックスナップ
ここまでデメリットや注意点を見てきましたが、それでも多くのユーザーに支持されているのには理由があります。
ここでは、実際の評判や独自のメリットについて解説します。
評判や口コミから見る「手軽さ」の価値
ユーザーの声を分析すると、タックスナップは「手軽さ」と「機能性」のトレードオフがはっきりしているアプリであることが分かります。
| 良い評判・メリット | 悪い評判・デメリット |
|---|---|
| スワイプ操作が直感的で、ゲーム感覚で仕訳ができる | パソコン版がなく、スマホの画面だけでは一覧性が低い |
| 会計用語がわからなくても、質問形式で進められる | 詳細な勘定科目のカスタマイズや高度な機能が少ない |
| スマホだけで確定申告(電子申告)まで完結する | 事業用(青色申告)の無料プランがなく、コストがかかる |
| LINEでのサポートなどのレスポンスが比較的早い | 電話サポートに対応していない |
このように、「専門知識がなくても使える」「隙間時間に作業できる」という点が評価されている一方で、「本格的な経理作業には物足りない」という点がデメリットとして挙げられています。
口コミや評判については、「タックスナップの口コミ・評判を詳しく解説|確定申告の準備が大幅に楽になる会計アプリ!」の記事でも、X(旧ツイッター)に投稿されているユーザーの声についてご紹介していますので、確認したい場合は参考にしてください。
青色申告の確定申告もスマホで完結
タックスナップを利用する大きなメリットの一つは、難しいと思われがちな「青色申告」をスマホだけで完結できる点です。
青色申告で最大65万円の特別控除を受けるためには、複式簿記での記帳とe-Tax(電子申告)による提出(または優良な電子帳簿保存)が必須条件となります。
タックスナップは、スワイプ操作や自動連携の裏側で、自動的に複式簿記形式の帳簿を作成してくれます。
さらに、作成した申告データは、マイナンバーカード読み取り対応のスマートフォンがあれば、アプリから直接e-Taxへ送信(電子申告)することが可能です。
わざわざ税務署に足を運んだり、パソコン用のICカードリーダーを購入したりする必要はありません。
このスマホ完結の手軽さは、忙しい個人事業主にとって強力な味方となります。
経理の心理的ハードルを下げる効果
パソコンが使えない、機能に制限があるといったデメリットがありながらも、多くのユーザーがタックスナップを使い続けている理由の1つは、経理作業に対する心理的なハードルを劇的に下げてくれるからです。
多くの人にとって、領収書の整理や帳簿付けは面倒で後回しにしたい作業です。
しかし、タックスナップなら、電車での移動中や寝る前の数分、カフェでの待ち時間などに、スマホを取り出してササッと処理ができます。
「経理のためにまとまった時間を作らなくていい」という体験は、精神的な負担を大きく軽減してくれます。
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タックスナップをおすすめできる人と判断基準

メリットとデメリットを踏まえた上で、結局のところタックスナップはどのような人に向いているのでしょうか。
他社との比較や料金プラン、税務調査リスクへの備えという観点から解説します。
freeeや弥生会計と比較してどちらが良い?
freee(フリー)などの大手クラウド会計ソフトとタックスナップのどちらを選ぶべきかは、あなたの事業スタイルと経理に求めるものによって明確に分かれます。
freeeや弥生会計がおすすめな人
- パソコンの大画面を使って、効率的に作業したい人
- 将来的に法人化を考えている、または従業員を雇用する予定がある人
- 請求書発行、給与計算、詳細なレポート分析など、多機能さを求める人
- 複雑な仕訳や、特殊な税務処理が必要な業種の人
タックスナップがおすすめな人
- パソコンはあまり使わず、普段の業務もスマホ中心の人
- 借方・貸方などの簿記用語を聞くだけで頭が痛くなる人
- とにかく面倒な作業を減らし、最短ルートで確定申告を終わらせたい人
- 副業やフリーランスで、取引件数があまり多くない人
機能の豊富さでは大手ソフトに軍配が上がりますが、機能が多すぎることは、初心者にとって使いこなせないというデメリットにもなり得ます。
ご自身の状況に合わせて、シンプルさを取るか、機能性を取るかを判断すると良いでしょう。
税務署への不安を解消したい人へ
「アプリで簡単に済ませると、税務署に目をつけられるのではないか?」と不安に感じる方もいるかもしれません。
しかし、税務署が調査対象とするのは、手段がアプリかどうかではなく、申告内容に不自然な点がないかです。
タックスナップの「安心プラン」には、税理士監修の「税務調査リスクチェック」機能が搭載されています。
これは、作成した申告書データをAIが分析し、経費の割合などが一般的な水準と比べて不自然でないかなどを事前にチェックしてくれる機能です。
さらに、万が一ソフトの不具合等により税務調査が入って追徴課税が発生した場合に、その年のアプリ利用料を返金するという保証制度も用意されています。(※安心プラン限定)
このような機能は、初めての青色申告で不安を感じている人にとって大きな安心材料となるでしょう。
料金プランとコストパフォーマンス
タックスナップは事業用(青色申告)として本格利用するには基本的に有料のサービスであり、継続利用には費用がかかります。
| プラン名 | 料金目安(年額・税込) | 主な特徴 |
|---|---|---|
| カンタンプラン | 約11,760円 (Web申し込みの場合) |
基本的な帳簿付け(スワイプ・手動)、確定申告書の作成が可能。 ※「丸投げ仕分け」は利用不可 |
| 安心プラン | 29,800円 (Web年払いの場合) |
カンタンプランの機能に加え、「丸投げ仕分け(全自動)」、税務調査リスクチェック、追徴課税時の返金保証などが付帯。 |
※上記は2025年12月時点のWeb経由での申し込み価格です。アプリストア(Apple/Google)経由の課金では、手数料等により金額が異なる(高くなる)場合がありますので、申し込み画面で最終的な金額を必ずご確認ください。
タックスナップの最大の魅力であるAIによる全自動の丸投げ仕分けを利用するには、上位の安心プランが必要です。
カンタンプランでは手動での仕分け操作が必要になるため、完全に手間をなくしたい方は安心プランを選ぶことになります。
タックスナップは、年額プランに申し込む場合、招待クーポンコードを入力することで1,500円OFFで利用することができます。
詳しくは、「【最新・2025年】タックスナップの招待クーポンコード情報まとめ」の記事を参考にしてください。
まとめ
本記事では、タックスナップのデメリットを中心に、欠点や料金、他社ソフトとの違いについて解説してきました。
タックスナップには、パソコンで作業ができない、複雑な在庫管理や特殊な申告には不向きである、といった明確な弱点があります。
また、事業所得の青色申告として本格的に利用するには有料プランの契約が必要であり、コストがかかる点も考慮しなければなりません。
しかし、簿記の知識に自信がない個人事業主やフリーランスにとって、スマホ一つで日々の記帳から確定申告(電子申告)まで完結できる利便性は、それらのデメリットを補って余りある大きな価値があります。
特に安心プランの丸投げ仕分けや税務調査リスクチェックを活用すれば、面倒な経理作業から解放され、本業に集中する時間を確保できるでしょう。
最終的には、パソコンでの詳細な管理を重視するか、それともスマホでの圧倒的な手軽さを重視するかが選択の分かれ道となります。
タックスナップでは無料トライアル期間が用意されていますので、まずは実際にアプリを触ってみて、ご自身の事業スタイルに合うかどうかを確かめてみることをおすすめします。
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