e-Taxを使って確定申告をするためには、IDとパスワードを発行してもらう必要があります。
すでに、700万人以上の方が手続きをしてIDとパスワードを取得しています。
私も実際にIDとパスワードを取得しましたので、取得方法やe-Taxを使って確定申告することのメリットをご説明したいと思います。
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IDとパスワードの発行は税務署で!
IDとパスワードの発行手続きは税務署で行います。
発行までの時間は、5分~10分程度しかかかりませんし、無料で手続きができます。
私も実際に税務署で手続きしましたが、あっという間にIDとパスワードを発行してもらいました。
手続きは、下記のような流れで進みます。
- 税務署の職員にIDとパスワードを取得したい旨を伝える
- 身分証明書を呈示して、利用者識別番号を確認してもらう
- パソコンで住所・氏名・パスワードなどを入力する
- 職員の方に内容を確認してもらう
- ID・パスワード方式の届出完了通知を受け取る
私が取得した日は2月上旬で、まだ確定申告が始まる前でしたので人も少なく、職員にIDとパスワードを取得したい旨を伝えると、すぐに対応してもらえました。
パソコンが設置されているところに案内されて、用紙に住所と氏名の記入と身分証の提示を求められたので運転免許証を渡しました。
それから、利用者識別番号を確認してもらい、パソコンに利用者識別番号・住所・氏名・パスワードなどの入力を行いました。
ちなみに、パスワードは8文字以上で登録する必要があります。
一通り入力し終えると、入力内容が正しいかどうか職員の方が確認した後、すぐに届出完了通知を受け取ることができました。
届出完了通知には、下記の内容が印字されています。
- 氏名
- 受付番号
- 提出年月日
- 提出先
- 利用者識別番号
- 暗証番号
届出完了通知の書類以外にも、e-Taxを利用したパソコンやスマホでの確定申告の手順に関する資料なども合わせて受け取りました。
この一連の手続きは、わずか5分~10分程度ですので、混雑していない時期や申告書類を提出する際に一緒に手続きすることをお勧めします。
e-Taxのメリット
私の前に並んでいた60代くらいの男性は、IDとパスワードの発行手続きをするかどうかを税務署の職員に聞かれていたのですが、「インターネットでの手続きには不安を感じる」みたいなことを話していて、結局手続きされませんでした。
もし単純に、面倒だと感じたり何となく不安に感じるなどの理由で、手続きをしないとすればもったいないと思いました。
2020年から青色申告特別控除の金額が65万円から55万円に減額されますが、e-Taxで申告をすることによって65万円の控除額を維持することができます。
一方で所得控除の基礎控除については、2020年から38万円から48万円に変更されますので、2021年以降の確定申告をe-Taxで行うことで収入は同じでも所得税や住民税は少なくなります。
さらに、添付書類も基本的には提出不要(一部提出の必要な書類あり)なので、確定申告の準備自体が楽になりますし24時間都合のよい時に自宅で手続きできるのもメリットです。
所得税の還付がある場合は、約3週間ほどで振り込まれますので、書類で提出するよりもスピーディーに対応してもらえます。
書類で提出した場合は、約1カ月~1カ月半ほどかかります。
ご自身にとってe-Taxを使うメリットがあれば、税務署でIDとパスワードの発行手続きをしていただきたいと思います。
ID・パスワード方式は暫定的な措置
ID・パスワード方式は、マイナンバーカードが普及するまでの暫定的な措置です。
今後、マイナンバーカードが普及すれば、ID・パスワード方式は使われなくなるでしょう。
ただし、マイナンバーカードの普及率は、平成30年7月1日時点では11.5%と低いのが現状です。
今後の進捗状況にもよりますが、しばらくはID・パスワード方式で確定申告ができそうです。
ですが、国はマイナンバーカードの普及を目指しており、私たちにとってもマイナンバーカードを作ることにはメリットがあります。
マイナンバーカードのメリットや作り方については、下記の記事でご説明していますので合わせてご覧ください。