個人事業主やフリーランスの方であれば、経理処理や確定申告、節税や税金などの必要な知識を増やしていかないといけないですよね。
私は、日商簿記2級やFP2級の資格を取得しており、以前と比べると個人事業の経理や節税、確定申告などの知識は増えました。
ただ私が読書や勉強の大切さを痛感して学ぶ努力を始めたのは、個人事業主になってから何年も後のことでした。
後から学びの大切さに気づいたときには、これまで税金を払いすぎてずいぶん損したなと感じましたし、もっと早くからコツコツ勉強していればよかったなと後悔したものです。
例えば、1つの節税の知識を知っているかどうかで、税金を数万円~数十万円も安くすることさえ可能です。
ですから、学ぶことを後回しにしてしまうと、知らない間に大きく損をしてしまう可能性があります。
この記事では、個人事業主やフリーランスの方向けに、経理や確定申告、青色申告や税金など個人事業を行っていく上で役立つ知識を学べる本を取り上げました。
私が実際に購入したものや評価の高い本で、特にお勧めのものを項目ごとにご紹介しています。
あなたの本選びの参考になれば幸いです。
個人事業主におすすめの経理の本
最新版 オールカラー 個人事業の経理と節税
個人事業の経理について、一通り学びたい方におすすめです。
オールカラーで書かれていて、とても読みやすいです。
申請書の記入例や決算書の記入ポイントなども、とても丁寧に説明されており、帳簿の付け方についても学べます。
この本が1冊あれば白色申告・青色申告を問わず、個人事業の経理から確定申告までの一通りの手順が理解できます。
私が購入したのは、旧版「個人事業の経理と節税のしかた」でしたが、最新版が発売されていますので新しい方をご紹介します。
図解即戦力 勘定科目と仕訳がこれ1冊でしっかりわかる本
普段の経理処理を自分で行いたい、個人事業主やフリーランスの方に一押しの本です。
オールカラーで豊富な仕訳例が掲載されており、50音順・摘要別順・科目別順の3つの索引が掲載されていて、必要な仕訳や勘定科目を簡単に見つけることができます。
購入者の評価も高いので、経理処理に不安のある方は是非購入を検討してみて下さい。
スマホでかんたん確定申告
個人事業主におすすめの節税の本
個人事業主やフリーランスの方におすすめの節税に関する本については、別記事を作ってご紹介しています。
詳細を確認したい場合は、下記のリンクから記事をご確認下さい。
少しでも支払う税金を安くしたいと考えるのは当然ですよね。 たった1冊の本から得られる1つの節税に関する知識だけでも、毎年支払う税金の額を数万円~数十万円も安くできる可能性があります。 &n[…]
個人事業主におすすめの経費・確定申告の本
経費で落ちるレシート・落ちないレシート
「経費で落ちるレシート・落ちないレシート」は、個人事業の経費計上に関する知識を具体的に学べます。
本の内容としては、税理士とフリーランスの会話形式で、特定の状況に対して経費にできるかできないかについてやり取りされていきます。
堅苦しい文章で説明されているのではなく、会話形式で進んでいくやり取りを楽しみながら、必要経費の判断基準が学べます。
単に知識が学べるというだけでなく、応用の効く知恵が学べます。
何も知らなくても大丈夫! フリーランスの税金と経費と確定申告[副業の人も]
個人事業主・フリーランスのための青色申告
ちなみに、「やよいの青色申告 オンライン」は初年度無料で全ての機能を利用できます。
個人事業主におすすめのインボイス・電子帳簿保存法の本
電子帳簿保存法ハンドブック
65万円の青色申告特別控除を受けるには、e-Taxによる電子申告もしくは電子帳簿保存が要件となっています。
この本は、改正された電子帳簿保存法の基礎知識を学びたい方にお勧めです。
令和3年度改正に対応 電子帳簿保存法の制度と実務
電子帳簿保存について、詳しく学びたい方にお勧めの本です。
480ページに及ぶこの本には、多くの企業の電子帳簿保存法対応を支援してきた著者のノウハウが凝縮されており、システム対応のポイントや実際の事例なども詳しく取り上げられています。
改訂版 Q&Aでよくわかる 消費税 インボイス対応 要点ナビ
令和5年10月から始まるインボイス制度(適格請求書等保存方式)は、消費税の課税事業者だけでなく免税事業者にも影響を与える制度です。
すでにインボイスの登録申請は、令和3年10月から始まっていますが、現時点ではインボイス制度の仕組みやその影響についてよく分からないと感じる方も多いと思います。
この本は、インボイス制度の基本的な知識や、必要な事前準備の方法を知りたい方にお勧めです。
お得に本を読む方法
Kindle Unlimited読み放題を利用する
AmazonのKindle Unlimited読み放題を利用すれば、月額980円で対象の本が好きなだけ読むことができます。
本1冊分もしない金額で好きな本が読み放題なのでこれだけでもかなりお得ですが、Kindle Unlimitedのサービスを初めて利用する方は、30日間無料で利用できます。
無料期間の途中で解約しても、料金は発生しませんし30日間の無料期間が終了するまでは、引き続きサービスを利用することができます。
ですから、気になる本があれば試しに読んでみて、手元においておきたいと思えば実際に購入してもいいと思いますし、30日間の無料期間に本の内容をインプットできればお金をかけずに必要な知識が学べます。
例えば評価が高く個人事業主にお勧めな本の一例として、下記の本などが読み放題の対象です。
- カラー版 マンガでわかる 個人事業の始め方
- <改訂2版>らくらく個人事業と株式会社「どっちがトク?」がすべてわかる本
- オールカラー 個人事業の経理と節税のしかた
- まんがで分かる フリーランス お金の教科書
- フリーで仕事を始めたらまっさきに読む 経理・税金・申告の本
ここに上げた本を数冊読むだけで、個人事業主の基本的な経理や確定申告、税金などに関する基本的な知識はしっかり身につくはずです。
お得に本を読みたい場合は、AmazonのKindle Unlimited読み放題サービスの利用を検討してみてはいかがでしょうか?
Amazonギフト券に交換する
Amazonで本を購入する場合は、Amazonギフト券を購入すればお得に買物ができます。
Amazonギフト券を購入する際に、1回のチャージ額に応じて下記のようにポイントが付与されます。
プライム会員であれば、最大で2.5%のポイントが何度でも貰えます。
Amazonギフト券に交換しても使用期限は10年間ですので、定期的にAmazonを利用している方でしたら使用期限を過ぎることはないでしょう。
参考:Amazonギフト券
最後に
事業に関係する本を購入した場合は、必要経費として計上することが可能です。
経費を多く計上すればその分、所得を抑えることができるので節税に繋がります。
本を購入する場合は、忘れずに経費計上しましょう。
参考記事:本や書籍を経費計上する際の勘定科目(仕訳)について
冒頭でも書いている通り、個人事業を行うにあたって税金や節税、確定申告などの知識は大切ですし今後大いに役立つ知識です。
忙しい毎日を送っているかも知れませんが、学びのための時間も確保しましょう。