【会計ソフト】freeeの口コミ・評判・料金【個人事業主向け】

 

この記事では、自営業(個人事業主・フリーランス)の方に人気のクラウド会計ソフト、freeeについてご説明しています。

 

freeeの口コミや評判、確定申告で利用するメリットや登録手順についてご紹介しています。

 

導入を検討している方の、参考になれば幸いです。

 

freeeの特徴

 

 

freeeは、簿記や会計の知識がなくても、◯✕形式の質問に答えていくだけで、確定申告に必要な書類を作成することが可能です。

 

例えば、次のような質問に回答します。

 

  • 国民年金に加入していますか?
  • 国民健康保険に加入していますか?
  • 小規模企業共済や企業型・個人型年金等の掛金を支払っていますか?

 

こうした質問に答えていき、該当する内容があれば金額を入力するだけです。

 

freeeを使えば、確定申告の準備がこれまでより大幅に簡単・楽になります。

 

また、他のクラウド会計ソフトと同様に、次のような便利な機能も利用することができます。

 

  • 銀行口座やクレジットカードの取引内容を自動取得
  • スマホで撮影したりスキャナーで取り込むことで、金額や使用用途を freee が自動で推測
  • 税法が改正されても、常に最新の状態で会計ソフトを利用可能

 

すでに、ネットバンキングを利用していたり、クレジットカードで決済している場合は、同期させるだけで情報を自動で取り込むことができるのでとても便利です。

 

freeeの口コミ・評判

 

実際に、会計ソフトfreeeを利用している方の感想を幾つかご紹介します。

 

まずは、高評価の口コミから。

 

 

 

 

 

 

freeeは特に簿記の知識が不要で、青色申告に必要な複式簿記による記帳が簡単に行えるのが魅力です。

 

ですが、中にはこんな口コミもありました。

 

 

便利すぎる弊害と言えるのかもしれませんが、複式簿記の知識が不要でも貸借対照表が作れるのはメリットといえる反面、簿記の知識を覚えたい方にとっては、便利すぎるのもデメリットになり得るのかも知れません。

 

確かに、簿記の知識があるに越したことはありませんが、現時点で簿記の勉強に時間をかける余裕がなければ、freeeを使って青色申告の準備ができるのはメリットだと思います。

 

また、freeeは2018年10月31日(水)に、緊急メンテナンスのため全サービスを一時停止したことがありました。

 

月末だったこともあり、多くの利用者に動揺が広がりました。

 

滅多にないことでしょうが、システム上のトラブルが今後は起きないとも言い切れません。

 

ただ、これは他のクラウド会計ソフトやネットサービスなどにも言えることで、freeeだけの問題ではないでしょう。

 

総じてfreeeの機能については、満足している意見が多く見られます。

 

100万以上の事業所で利用されている人気のソフトですから、機能面で満足している人が多いのもうなずけますね。

 

無料で使える?

 

freeeは、無料のお試しプランを利用することができます。

 

無料お試し期間が過ぎると、自動的に無料プランに切り替わります。

 

中には、無料お試し期間や無料プランで、確定申告の準備ができればと思うかも知れません。

 

しかし、結論から言うと有料プランに加入しないと、確定申告の準備はできません。

 

無料プランで利用可能な機能は、2024年1月15日以降、大幅に変更が加えられています。

 

詳細を確認したい場合は、下記のfreeeヘルプセンターの情報をご確認下さい。

 

参考:【個人】無料プランによる一部機能の提供終了について(2024年1月15日から)

 

無料のお試しプランはあくまでも、freeeの使い勝手を試すという利用方法になると思います。

 

会計ソフトは必要経費にできる

 

会計ソフトについては、必要経費として計上することができます。

 

freeeの有料プランに加入することにした場合は、忘れずに経費計上していただきたいと思います。

 

クラウド会計ソフトの場合は、通信費などの勘定科目を使って仕訳するのが一般的です。

 

会計ソフトの会計処理については、下記の記事でご説明しています。

 

参考:会計ソフトを購入した時の仕訳(勘定科目)について

 

freeeの料金・機能

 

個人事業主の場合、スターター・スタンダード・プレミアムの3種類から選択します。

 

スターター・スタンダードの場合、年額払いにすると月額料金が割安になります。

 

各プランの基本料金と機能については次の通りです。

 

freeeの料金・機能スタータースタンダードプレミアム
基本料金(3人まで)●月額払い1,480円(税抜)
●年額払い11,760円(税抜)
●月額払い2,680円(税抜)
●年額払い23,760円(税抜)
●年額払い39,800円(税抜)
※プレミアムは年額払いのみ
追加料金(4人目以降1人あたり)freee認定アドバイザー以外は追加不可●月額払い400円(税抜)
●年額払い3,600円(税抜)
●年額払い3,600円(税抜)
※プレミアムは年額払いのみ
確定申告書の作成・出力
銀行口座やクレジットカードとの同期
請求書の作成
領収書の写真から仕訳データを自動取得月5枚まで
消費税申告
月次推移・資金繰り・売掛・買掛レポート
メール・チャットサポート
電話サポート
税務調査サポート補償

 

freeeのアカウント登録手順

 

最初にfreeeの「個人事業主向けアカウント登録」へ移動すると下記の画面が表示されます。

 

 

どちらでも構いませんので「今すぐ新規登録」をクリックします。

 

クリックすると下記の画面が表示されます。

 

 

事業形態では法人か個人事業主を選択します。

 

  1. ご自身の利用しているメールアドレスを入力。
  2. 次にパスワードを設定します。
  3. freee側で提案してくるランダムのパスワードでも、任意のパスワードでも構いませんので設定して下さい。

 

上記の3つの設定を終えると「freeeを始める」のアイコンをクリックできる状態になります。

 

クリックすると次の画面が表示されます。

 

 

「業種」では、小売やサービスなどの項目が表示されますので、ご自身の行っている事業内容を選択して下さい。

 

「これまでの会計のやり方」では、エクセルや他の会計ソフトなどの項目を選択します。

 

「次へ」をクリックします。

 

注意点としては、選択する業種によっては下記のように、さらに詳細な設定をする項目が表示されることがありますので、適宜選択して「次へ」をクリックして下さい。

 

 

「プランに申し込んで確定申告する」もしくは「無料お試し版を使って確定申告する」を選択します。

 

「無料お試し版を使って確定申告する」を選択した場合、無料お試し期間が過ぎると、自動的に無料プランに切り替わります。

 

先程も少し取り上げましたが「無料お試し版」や「無料プラン」には、機能制限がかかることになります。

 

「無料お試し版」では確定申告書のPDFを出力できなかったり、「無料プラン」ではデータの保持期間が30日間のみとなっていますのでご注意下さい。

 

確定申告のために、freeeを利用するには有料プランに申し込む必要があります。

 

最初から有料プランに申し込むことも可能ですが、まずは無料で使い勝手を試してみたうえで、有料で継続利用するかを決めてもいいと思います。

 

 

「無料お試し版を使って確定申告する」をクリックすると、freeeを利用できる状態になります。

 

最後に、freeeからメール認証キー送信のお知らせが届いているはずですので、有効期限内にメール認証を完了させて下さい。

無料でお試しできますので、使い勝手だけでも実際に確認して見るようお勧めしたいと思います。

解約について

 

freeeを試してみたものの継続して使わないことにした場合、サービスの解約は簡単にできます。

 

事業所(アカウント)情報を削除することで、freeeの退会手続きができます。

 

注意点としては、事業所(アカウント)情報を削除してしまうと、他に利用しているサービスに関するデータも削除されて復旧もできなくなってしまいます。

 

今後freeeのサービスを使わない場合は、事業所(アカウント)情報を削除しても問題ありませんが、また利用する可能性があれば事業所(アカウント)情報は残しておいた方が無難です。

 

事業所(アカウント)情報を残しておいても、無料プランであれば料金はかからないからです。

 

有料プランに加入していて解約を検討するのであれば、とりあえず支払いを停止しておきましょう。

 

会計フリーの画面から「設定」⇒「プラン・お支払い設定」を選択すれば支払いを停止することができます。

 

確定申告でfreeeを使うメリット

 

freeeは簿記の知識がなくても、会計処理が簡単にできます。

 

銀行口座やクレジットカードのデータを自動取得できるので、入力作業の手間を大幅に削減できます。

 

さらに会計freeeのアプリを利用することでスマホでの入力も可能になるので、例えば現金で買い物をした場合はその場で会計処理が可能です。

 

レシートをため込んで確定申告の時期にまとめて処理するのは、面倒ですし時間もかかりますがfreeeであればその都度簡単に処理ができるのでとても便利です。

 

特に65万円の青色申告特別控除を受けたい場合は、複式簿記での記帳や青色申告決算書の作成が必要になりますが、簡単な入力作業だけでその準備もできるのでお勧めです。

 

ちなみにfreeeでは、電子申告(e-tax)の準備が無料でカンタンにできる「電子申告開始ナビ」のサービスも始まりました。

 

2020年分(令和3年の確定申告)以降は、青色申告特別控除が65万円から55万円に引き下げられます。

 

しかし電子申告(e-tax)電子帳簿保存のどちらかの要件を満たせば10万円の控除が上乗せされるので、65万円の控除金額を維持することができます。

 

会計ソフトの特徴はそれぞれ異なりますので、freeeが合う人と合わない人がいるとは思いますが、会計ソフトを利用すること自体のメリットは大きいです。

 

まずは、無料でfreeeの使い勝手を試してみることをお勧めしたいと思います。

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