近年、社会的に問題になっている給料ファクタリングですが、一概に全ての業者が違法であるとは言えません。
給料ファクタリングにもメリットがあります。
もちろんデメリットの方が大きい資金調達方法ではありますが、カードローンやクレジットカードのキャッシングが止められ、どうしても利用しなければならない方もいるでしょう。
そこで今回は、給料ファクタリングのメリットやデメリットについて説明をします。
もし、給料ファクタリングを使わざる得ない状況になってしまった場合の参考にしていただければ幸いです。
給料ファクタリングのメリットは3つ！
給料ファクタリングの主なメリットは3つです。
- 金融ブラックの人でも利用できる
- 給料の前払いを受けることができる
- 勤務先が万が一倒産しても利用者に責任は無い
給料ファクタリングのそれぞれのメリットについて、わかりやすく説明していきますね。
金融ブラックの人でも利用できる
給料ファクタリングは、金融ブラックの人でも利用することができる資金調達方法です。
金融ブラックとは、クレジットカードが利用停止になってしまったなどの金融事故を起こした人のことをいいます。
通常、金融ブラックになってしまうと、5年以上新たなクレジットカードやカードローンを作ることができません。
また、現在持っているクレジットカードやカードローンも強制解約になってしまう可能性があります。
つまり、金融ブラックになってしまうとお金を借りる事は極めて難しくなってしまうのです。
しかし、給料ファクタリングであれば、給料債権さえあれば金融ブラックの人でも利用することができます。
基本的には利用しない方が良い給料ファクタリングですが、どうしても今すぐお金が必要なケースはあるでしょう。
そのような方にとっては、給料ファクタリングのメリットは大きいと言えます。
給料の前払いを受けることができる
給料ファクタリングは、給料の前払いの性質を持っているので、どうしても今すぐお金が必要なときに、簡単にお金を手にすることができることはメリットでしょう。
もちろん、高額な手数料がかかることが多いので、継続的に使うことはおすすめできません。
ただ、人間は生きていると急にお金が必要になる事態が発生することがあります。
そのような事態に、スピーディーに対応することができることは、給料ファクタリングのメリットといえるでしょう。
勤務先が万が一倒産しても利用者に責任は無い
給料ファクタリングを利用した後に、勤務先が万が一倒産して、給料ファクタリング業者が資金の回収をすることができなくても、利用者は一切の責任を取る必要はありません。
なぜなら、給料債権を譲渡した時点で利用者に責任はなくなるからです。
こうしたケースはほとんどないと思いますが、勤務先が万が一倒産しても利用者に責任がないことは、給料ファクタリングのメリットといえるでしょう。
給料ファクタリングのデメリットは3つ！
給料ファクタリングの主なデメリットは3つです。
- 手数料がとにかく高い
- 怪しい業者が多い
- 給料ファクタリングを継続して使うと債務整理せざるを得ない状態になる
給料ファクタリングのデメリットについて、わかりやすく説明をしますね。
手数料がとにかく高い
給料ファクタリングの最大のデメリットは、とにかく手数料が高いことです。
1回あたりの利用手数料が、20%を超える業者も決して珍しくありません。
通常のカードローンやクレジットカードのキャッシングでは、考えられない手数料がかかってしまうことは、給料ファクタリングの最大のデメリットといえるでしょう。
怪しい業者が多い
給料ファクタリング業者の中には、もちろんまっとうに営業している業者もあります。
しかし、怪しい業者が多いことも事実です。
ホームページの甘い言葉に騙され、怪しい業者を利用する利用者は後を断ちません。
万が一給料ファクタリングを使わざるを得ない状況になってしまったら、しっかりと口コミ等を確認してから利用するようにしてください。
給料ファクタリングを継続して使うと債務整理をせざる得ない状態になる
給料ファクタリングは、先ほどから説明している通り、手数料が非常に高額です。
1回の利用であればまだ大丈夫かもしれませんが、継続的に利用すると必ず資金繰りに窮します。
気づいたときには、債務整理をせざる得ない状況になってしまうこともありますので、継続的に給料ファクタリングを利用する事は絶対にやめましょう。
まとめ
今回は、給料ファクタリングのメリットやデメリットについて説明をしました。
基本的に給料ファクタリングは利用するべきではありませんが、どうしても使わざる得ない方もいらっしゃるでしょう。
もし、給料ファクタリングを使わざる得ない状況になった時は、この記事に書いたメリットやデメリットについて、しっかり思い出していただければ幸いです。
