Amazonビジネスの「招待コード」はある?無料登録の流れとお得なプランを紹介

Amazonビジネスに登録しようと考えた際、どうせならお得になる招待コードはないかと探していませんか? しかし、探しても見つからず、登録をためらっているかもしれません。

実は、Amazonビジネスには特定の招待コードがなくても、無料で登録でき、さらにコストを削減できるお得な方法が存在します。

この記事では、実際にAmazonビジネスに登録している当サイトの管理人の経験も含めて、無料で登録する流れと注意点について解説します。

 

本記事のポイント

  • Amazonビジネスに招待コードがあるかどうかの結論
  • お得に登録する具体的な方法
  • 個人プライム会員が無料で使えるビジネスプラン
  • Amazonビジネス自体のメリット(法人価格や請求書払い)

 

Amazonビジネスの招待コードはある?お得な登録方法を紹介

 

ここでは、Amazonビジネスの招待コードに関する疑問にお答えしつつ、コスト意識の高い事業主の方にとって「お得な登録方法」に焦点を当てます。

特に、すでに個人でAmazonプライム会員の方が、追加費用なしでビジネス向けの配送特典を享受できる「BusinessプライムDuo」という仕組みについて詳しく解説していきます。

 

招待コードはある?

 

結論から言いますと、現時点で、Amazonビジネスに新規で登録する際に利用できる、一般向けの割引や特典を受けられる「招待コード」という仕組みはありません。

個人向けのAmazonプライムには友達紹介プログラムがありますが、Amazonビジネスは事業者向けのサービスであり、仕組みが異なります。

ただし、登録フォームのプロセスにおいて「招待コード」という入力欄が表示される場合があります。

これは一般向けの割引コードではなく、特定の企業や提携団体に所属する方が、登録を簡略化するために使用するケースなどが考えられ、新規で登録する個人事業主や法人が入力必須となるものではありません。

 

Amazon招待コードとは?

 

Amazon招待コードとは、Amazonビジネスではなく「個人向けAmazonプライム」の紹介プログラムを指します。

これは、既存のプライム会員が専用の紹介リンク(招待コード)を発行し、そのリンクを経由して友人がプライムに登録し、登録後30日以内に1回の注文で合計2,000円以上の買い物をすると、紹介者と新規登録者の両方に1,000円分のAmazonポイントが付与されるという仕組みです。

このコードは、個人向けプライム会員を増やすためのものであり、Amazonビジネスの新規登録には利用できません。

ただし、現在、個人向けのプライム会員ではない方が、プライム会員登録後に、Amazonビジネスにも登録をしたい場合は、紹介コードを利用して登録したほうがお得です。

この機会に、お得に個人向けプライム会員の登録を検討してみて下さい。

 

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お得に登録する方法

 

招待コードを探すよりも、メリットが大きく、お得にAmazonビジネスを利用し始められる方法があります。

それは、すでにお持ちの「個人向けAmazonプライム会員」の資格を活用することです。

Amazonビジネスのアカウント登録自体は、法人・個人事業主であれば誰でも無料で行えます。

登録の審査過程で、開業届や確定申告書といった事業を証明できる書類の提出を求められることがありますが、基本的な利用に費用はかかりません。

コスト意識の高い事業者の方にとってのメリットは、この無料登録後にあります。

個人事業主や小規模企業の経営者で、かつ個人でAmazonプライム会員になっている方に、最もおすすめしたいのが「BusinessプライムDuo」というプランです。

これは、Amazonビジネスアカウント登録後に、既存の個人向けAmazonプライム会員情報と連携させるだけで、追加の年会費なし(無料)でBusinessプライムの特典が利用できるようになるプランを指します。(※1ユーザーのみ)

 

公式サイト:Amazonビジネスの無料登録に移動する

 

AmazonビジネスとDuoのメリット

 

Amazonビジネスは、BusinessプライムDuoに加入しなくても、無料登録するだけで個人向けアカウントにはない、事業者向けの多くの特典が利用可能になります。

これらは日々の業務効率化と経費管理の簡素化に大きく貢献します。

 

Amazonビジネスの特典

 

まず、Businessプライムの加入有無にかかわらず、Amazonビジネス会員であれば以下のサービスを利用できます。

 

コスト削減につながる価格設定

 

一部の対象商品が、個人向け価格よりも安価な「法人価格」で購入できます。

また、消耗品などをまとめて購入する際に「数量割引」が適用される商品もあり、仕入れコストの削減に直結します。

具体的な対象商品の例や、割引率については、以下の記事で詳しく取り上げていますので参考にしてください。

 

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経理処理の大幅な効率化

 

  • 請求書払い(後払い):(審査が必要ですが)請求書払いが可能になると、購入の都度決済する必要がなくなり、月末締めの翌月払いといったキャッシュフローの改善にも役立ちます。
  • 適格請求書のダウンロード:インボイス制度に対応した適格請求書(領収書)は、購入履歴から長期保存に対応しています。必要な時に検索したり、一括でダウンロードしたりできるため、確定申告時の経理作業の負担が軽減されます。
  • 税抜価格での表示:サイト上の価格を「税抜」で表示できるため、経費計算がしやすくなります。
  • 購買データレポート(CSV):「いつ・誰が・何を・いくら購入したか」をCSV形式でダウンロードできます。なお、これを視覚的なグラフで分析できる「購買分析ダッシュボード」機能は、現時点の仕様ではDuoを除く上位のBusinessプライムプランの特典となります。

以下の表に、個人向けアカウントとの主な違いをまとめました。

 

項目 個人向けAmazon Amazonビジネス
主な対象 一般消費者 法人・個人事業主
登録料 無料 無料
価格表示 税込価格 税抜価格での表示が可能
限定価格 セール価格 法人価格・数量割引(全ビジネス会員対象)
支払い方法 クレジットカード、コンビニ払いなど 上記に加え「請求書払い」(要審査)
経理機能 購入履歴の閲覧 適格請求書の一括ダウンロード(長期保存に対応)、購買データレポート(CSV)

 

BusinessプライムDuoの追加メリット

 

上記の基本特典に加えて、もしあなたが個人向けAmazonプライム会員であれば、「BusinessプライムDuo」プランを追加の年会費なし(無料)で利用できます。(※1ユーザーのみ)

これにより、以下の「配送」に関するメリットが追加されます。(※対象商品、一部地域を除く)

  • 対象商品のお急ぎ便・当日お急ぎ便・お届け日時指定便が無料:急に必要になったオフィス用品や備品も、追加の配送料を気にせず注文できます。
  • 対象商品の通常配送料無料:個人向けプライム特典と同様に、プライム配送特典の一部として、注文金額にかかわらず対象商品の通常配送料が無料になります。

このように、Amazonビジネスは「無料登録」だけで経理効率化や法人価格のメリットがあり、さらに「個人プライム会員」であれば配送特典も無料で追加されます。

個人向けプライムの年会費だけでこれらの事業用メリットを享受できるため、これは招待コードを探すよりも価値のある選択肢と考えられます。

参考:Amazonビジネス BusinessプライムDuoを無料で利用開始

 

AmazonビジネスとBusinessプライム登録の流れと注意点

 

AmazonビジネスとBusinessプライム登録の流れと注意点

 

Amazonビジネスの登録は、個人事業主の方でも無料で行え、経費管理の効率化や法人価格の利用など、多くのメリットがあります。

しかし、特に個人でAmazonプライム会員に加入している方にとって、登録プロセスには一つだけ、非常に重要な「迷うポイント」があります。

それは、「どのメールアドレスで登録するか?」です。

このセクションでは、個人プライム会員の特典を失うことなく、Amazonビジネスのメリットを最大限に享受するための「最適な登録手順」を、分かりやすく解説します。

 

Amazonビジネス登録の流れ

 

登録前に準備するもの(個人事業主の場合)

 

登録作業をスムーズに進めるため、事前に以下の情報を準備しておくことをおすすめします。

  • 事業用のEメールアドレス(※最重要:個人用プライムで使っているものとは別のメールアドレスを強く推奨します。理由は後ほど詳しく解説します)
  • 事業所の住所、電話番号
  • 事業を証明できる情報(例:開業届の控え や 直近の確定申告書の控えなど。登録プロセス中、または後日の審査で情報の入力を求められる場合があります)

 

登録手順

 

基本的な流れは以下の通りです。

 

ステップ1:公式サイトへアクセス

 

まず、Amazonの公式サイトにアクセスし、Amazonビジネスの「Amazonビジネスの無料登録」に移動します。

 

ステップ2:Eメールアドレスの入力

 

アカウント作成用のEメールアドレスを入力します。

ここで、「事業用の新しいEメールアドレス」を入力してください。これが、今後AmazonビジネスにログインするためのIDになります。

 

Amazonビジネスのメールアドレス入力画面

 

メールアドレスを同じにすることで生じる、幾つかのデメリットを考慮すると、上記の画像の赤枠にある通り、事業用として「別のEメールを使用します」を選択して、登録することをお勧めします。

 

ステップ3:名前とパスワードの設定

 

表示された画面で、ご自身の名前(担当者名)と、Amazonビジネス専用のパスワードを設定します。

 

ステップ4:本人確認

 

入力したメールアドレスが正しいかを確認するため、認証コードが送信されます。

事業用メールアドレスに届いたコードを入力して「アカウントの作成」をクリックします。

 

ステップ5:事業情報の入力

 

ここから事業に関する情報を入力します。「個人事業主」を選択し、屋号(あれば)、事業所の住所、電話番号などを正確に入力してください。

この過程で、事業の確認として、開業届や確定申告書の情報の入力を求められる場合があります。

 

ステップ6:登録完了と審査

 

すべての情報の入力が完了すると、登録申請が受け付けられます。

Amazonによる審査が開始され、公式には審査に最大3営業日程度かかると案内されています(※実際の所要時間は状況により異なります)。

審査が承認されると「Amazonビジネスへようこそ」といった件名の完了メールが届き、すべての機能が利用可能になります。

 

Businessプライム登録の注意点と手続きの流れ

なぜ個人プライムと同じアドレスを避けるべきか?

 

Businessプライムに登録する際に、個人用Amazonと同じメールアドレスを入力すると、「お客様はすでにAmazonアカウントをお持ちです」と表示され、そのアカウントをビジネス用に「移行(コンバート)」するかどうか尋ねられることがあります。

この時、「移行」を選択してしまうと、以下のようなデメリットが発生する可能性があります。

 

デメリット1:Prime Videoなどのエンタメ特典が利用できなくなる

 

これが最大のデメリットです。

Amazonビジネス専用の「Businessプライム」プランは、あくまで「配送特典」や「購買割引」をビジネス利用に最適化するものであり、Prime VideoやAmazon Music、Prime Readingといったエンターテイメント特典はサービスに一切含まれていません。

もし個人用アカウントをビジネスアカウントに「移行」してしまうと、そのアカウントはビジネス専用の資格に変更されます。

その結果、これまで個人として楽しんでいた映画や音楽などのエンタメ特典が、そのビジネスアカウント側では利用できなくなってしまいます。

 

デメリット2:公私の購入履歴が完全に混在してしまう

 

次に大きな問題が「履歴の混在」です。

アカウントを「移行」すると、これまでの個人の購入履歴や注文履歴、配送先住所、支払い方法などが、そのままビジネスアカウントに引き継がれます。

経費管理のために事業用とプライベートを分けるのが目的なのに、登録直後から個人の買い物の履歴が混在した状態では、確定申告の際に「どれが経費か」を仕分ける手間が結局発生し、効率化のメリットが半減します。

 

BusinessプライムDuo」の登録手順

 

「では、プライム会員の特典は諦めるしかないの?」と不安に思われたかもしれませんが、ご安心ください。

アカウント(メールアドレス)を別々に作成すれば、「BusinessプライムDuo」の無料特典は問題なく受けられます。

Amazonビジネスの登録後、ビジネスアカウントの設定画面を確認すると「Businessプライム」の項目があります。

そこから、あなたの「個人用プライム会員のアドレス」と「連携」させる手続きを行います。

このステップを踏むだけで、

  • 個人用アカウントでは、引き続きPrime VideoやMusic、個人の買い物を楽しむ。(特典は個人側に残ります)
  • ビジネス用アカウントでは、経費の購入履歴だけを保ちつつ、BusinessプライムDuoの「配送特典(お急ぎ便無料など)」を無料で享受する。

という、使い分けが可能になります。

以下では、私が実際に「BusinessプライムDuo」の登録手続きをした時の画像を含めた登録の流れをご説明していますので、参考にしてください。

 

「Businessプライム」の項目をクリック

 

 

個人用でプライム会員に加入している場合、以下のような画面が表示されるので、次に、赤い矢印の「BUSINESSプライムDUOプランの利用を始める」をクリックします。

 

「BUSINESSプライムDUOプランの利用を始める」をクリック

 

個人用のメールアドレスを入力します。

 

個人用のメールアドレスを入力

 

登録が完了したら、赤枠にあるとおり、BusinessプライムのDuoプランが有効になっているはずです。

 

Amazonビジネスの画面。BusinessプライムのDuoプランが「有効」

 

BusinessプライムのDuoプランであれば、追加料金を支払うことなく、お得な特典を利用できるのでお勧めのプランです。

また、メールを分けて登録することで、ビジネスアカウントによる経費管理の効率化と、個人向けアカウントの特典を維持することができますので、登録時のメールアドレスは必ず「分ける」ことを強くおすすめします。

 

まとめ

 

この記事では、Amazonビジネスの招待コードに関する疑問について解説しました。

ご説明してきたとおり、新規登録時に利用できる一般向けのAmazonビジネスの割引招待コードは存在しません。

コストを重視する個人事業主やフリーランスの方にとって、招待コードを探すよりもメリットが大きいのは、Amazonビジネスに無料登録した後、お持ちの個人向けAmazonプライムアカウントと連携させて「BusinessプライムDuo」に無料で加入することです。

これにより、追加の年会費を一切支払うことなく、事業用の備品購入にかかる「配送特典」を享受できます。

さらに、「BusinessプライムDuo」への加入の有無にかかわらず、Amazonビジネス会員になること自体で、「法人価格・数量割引」の利用や、「請求書払い」「適格請求書の一括ダウンロード」といった経理作業の負担を軽減する機能が使えるようになります。

ぜひ、無料登録を済ませて、これらの特典を活用して本業に集中できる環境を整えることを強くおすすめします。

公式サイト:Amazonビジネスの無料登録に移動する

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